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l'aventure N*5

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“冒険 第5弾”

夏休みの最後の大イベント、行ってきました。
スペイン バレンシア地方 ブニョール で開催される、
“トマト祭り”

始まる前から、トマト祭りというより
“おしくらまんじゅう祭り”でした。
おしくらまんじゅうの人ごみの中、耐えること2時間。
始まった物は、“祭り”じゃなく“戦争”です。
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一体、何に向かって皆さん投げているのでしょう。
私、肩には自信がありますが、あかの他人に向かって攻撃することができず、いざトマトを握ると躊躇してしまいました。

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“同じバカなら投げなきゃ 損!損!!”と
頭の中を、日本の祭りの歌がちらつき、私が投げた相手は・・・
“こんな闘いを涼しげに、ベランダから眺める、傍観者”

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もう一度この戦いに参加することがあれば、次は攻めの気持ちで挑みたいと思います。

# by coffeeshopdabada | 2011-09-07 21:33 | 頭の中

L'aventure N*4

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“冒険 第4弾”

って言っても、私の友達の冒険かな・・・
日本から、遥々モロッコまで私を訪ねて来てくれた友達。
彼女たちのために、私ができること・・・
少しでも楽に、少しでも充実して、少しでも楽しんでもらいたい・・・
一生懸命、ツアーコンダクターやってみました。


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レンタカーの手配は、苦手な電話での交渉もあり。
ホテルの予約、これまた電話で緊張しながら・・・。
タクシー乗る時も、私がもちろん。
大したことじゃないけど、自分ひとりじゃないと思うと、何だかいつもと勝手が違う。
だけど、こんな私の背中を見て、高校時代の私とは違うトコ、日本とは違うトコを、きっと彼女たちは感じていたんだろうな。


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旅行中彼女たちは、私が普通に感じていることを新鮮に感じたり驚いたり・・・。
振り返ってみると、1年間のモロッコ生活は、普通のように今は感じているけど、決して普通じゃない。
彼女たちの、新鮮な感覚が、ちょっと鈍った私に新たな刺激をくれる。
とは言っても、私たちは何にも変わってない・・・。

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私たち、何も変わってない・・・。


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はい、私たち、何も変わっていません・・・。
アラサーですが・・・。
でも、こうして高校時代の友達とつながっていること、
わざわざモロッコまで来てくれること、
ありがたいです。

モロッコ人の感覚は、私とは違います。
モロッコに住む日本人の感覚、何となく似ている気がします。
日本に住んでいた時の私の感覚、今の私の感覚と少し違う気がします。
自分が普通に感じているモロッコの毎日は、
やっぱり大きな冒険の一部な様な気がします。

# by coffeeshopdabada | 2011-08-09 09:38 | 頭の中

L'aventure N*3

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“冒険 第3弾”

モロッコ最高峰、その名もトゥブカル山。
富士山よりも高い4165m。
そんな山に、何のトレーニングもせず、登山靴も持たず、ただの勢いと集団のパワーに巻き込まれ、登山することに。
初日、標高1700mくらいの街から登山開始。
目指すは、山小屋のある標高3200m。

スタートしてみるも、歩けど歩けど着かない。
休憩をこまめにはさみ、そして、高山病を恐れてスローペースで歩くこと8時間。


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見えたどーーーーーーー!!!!!!
目指していた山小屋。
明日の登頂に向けて早く寝ようという頃、我々のチームは緊急会議を開くことに・・・。

初日のペースだと、登頂後に山小屋に泊まらず、下山することは不可能だろう・・・
そんなことをガイドが私たちに言うのです。
そして、延泊を検討するも、私たちの所持金は少なく、延泊するだけのお金がありません。
全く、私たち、4000m級の山に登るというのに、全く勉強不足、作戦不足です。

ま、体力的な心配や、翌日のホテルをどうするか、いくつかの問題はありながらも、
“みんなで登頂を目指しましょう”
ってことで、意見一致。

翌日、朝5時30分。
頂上目指して出発。


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登りだして思ったこと、
・・・
私、登山をなめてました。
しんどいです。
何だか空気が足りません。
ゆっくり歩いても、斜面が急で息があがります。
そして、軽い頭痛です。
頂上が遠いです。
頂上諦めて、下山ってのもありだな・・・
そんなことを思いながら歩いた時間帯もありました。

そんな時、支えになったのが、一緒に登ったメンバーの支え。
そして岩山に咲く花。
厳しい状況は一緒なのに、優しく支えてくれる仲間、ありがとう。
今回特に感じたのは、男性陣の強さ。
たくましさを感じて、安心して支えてもらいました。
ありがとう。


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そして、山小屋を出て4時間。
ついに!!登頂しました!!!
いやぁ~最高です。
途中、崖の怖さに涙した隊員もいたし、それぞれ口には出さなかったものの、挫折しそうになった時間帯もあったことでしょう。
でも、我ら全員が登頂です。
自然に涙が出てきました。
一生懸命に仲間と何かを成し遂げる。
久々に感じたこの感覚、私の大好きな感覚です。
みんな、ありがとう。


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登頂後、それぞれ考えること、思うこと色々あったことでしょう。
私たちよりも、高齢の方が登頂すると、また違った感動もあるはず。

私はというと、中学校で働いていた時のことを思い出しました。
感動して涙を流す・・・。
私はいつから流して無かったかな?
中学校を離れてからは、そんな感動なかったかな・・・。
バレー部の練習で、生徒に思いが届かず、感情的に怒鳴って涙を流したこと。
生徒たちに思いが通じて、練習や試合でひたむきな視線で、全力で戦っていた彼女たち。
そんな姿に感動して泣いたこと。

体育大会で、普段つっぱている生徒が必死に走っている姿に感動したこと。

マラソン大会で、ただただ生徒の走る姿に感動したこと。

コーラスコンクールで、自分のクラスの発表を聞きながら、全身に鳥肌が立ち涙したこと。

大学4年間、サッカーは真面目にやってきた。
仲間に恵まれ、インカレでチームがまとまった時の感動。
ゴールを決めて仲間とじゃれ合った時の感動、しんどいトレーニングを終えた時に声をかける時の喜び。


私、モロッコに来てそんな感動何も感じていませんでした。

頂上で独りになって考えたこと・・・
日本に帰って、先生やりたい。
働くことで感動がもらえる仕事。
しかも、自分の得意なことで仕事ができる。
日本でやっぱり働くなら先生だな。

モロッコに来て、違う人生の生き方をしている人を見るたびに、自分の職業も考えることが多かった私です。

でも、そんな迷いは登頂記念に無くなりました。

モロッコの山に登り、自分の心にあった迷いの山も越えられた、
そんな冒険でした。

# by coffeeshopdabada | 2011-08-08 08:42 | 頭の中

L'aventure N*2

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“冒険 第2弾”

夏休み中、ボランティアの任地を次々に訪れていく、その名も“キャラバン隊”
同期が学校関係ということもあり、顔なじみのメンバーと共に、そして、これを機に一緒に時間を過ごすことができた新たな仲間との、濃い時間を過ごしました。

キャラバンで訪れた街を順に・・・
エルフード(幼稚園を訪れて)
   ↓
アウフース(青年の家で子供たちと一緒に活動)
   ↓
リッシュ(村の小学校と幼稚園を訪れて)
   ↓
イフラン(小学校を訪れて)
   ↓
ベニメラル(青年の家を訪れて)
   ↓
シリアラルタジ(児童養護施設を訪れて)
   ↓
テトゥワン(小学校を訪れて)


普段どんな風に活動しているのか、仲間の活動の様子を見せてもらいながら、やっぱりどの隊員もすごいなって、勉強させてもらいました。

移動はこんな感じでタクシーで、時には電車や長距離バスもあり。
移送中に話すことは、活動のことや帰国後のこと、将来のこと・・・
なんだかんだ、やっぱ似たような事を考えて、壁にぶち当たり、山あり谷あり、喜びありって感じでした。


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キャラバンの主要メンバー(全部の行程を参加するメンバー)は、この写真のメンバーがメイン。
暑さ、移動、活動、自分の素が出てしまうであろうこのキャラバン。
一緒に旅してみて分かる、隊員のみんながいかにデキタ人たちかということ。
疲れていても自分の分担をこなす、楽しむことを忘れない、やるべきことを見つける。
そんな中、小さなことにイライラしたり、自分のペースが堅い自分を発見。
こんな風に過ごせること、日本ではないよね。
こうして経験値積んで、自分の肥やしになるのかな。


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キャラバン中の内容は、日本文化紹介というのが今年のテーマ。
折り紙、歌遊び、けん玉、スイカ割り、その他には、工作遊び、健康教室、運動会などなど。
そして、どこの活動先でも最後は手形で旗作り。
何だか芸能人のサイン会のような写真ですが、絵具のグニュって感触や、みんなで作品つくるのもいいもんです。


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子供たちは、全力で楽しみ、全力で笑顔です。
そして、活動した街に住んでいる隊員が、どれだけ街の人や活動先の人に愛されているか感じた、とても幸せな日々でした。
残りの活動期間、楽しむこと、余裕を持つこと、子供を愛おしく思うこと、それが課題です。

# by coffeeshopdabada | 2011-08-07 07:42 | 活動

l'aventure N*1

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“冒険 №.1”

モロッコの学校が終わり、日本では考えられないくらいのバカンスが始まって半分くらいが過ぎました。日本で毎日疲れきるまで働いている皆さん、ごめんなさい。こんなに自由な時間をいただいています。

さて、バカンス中は色々と冒険をしたいと思います。

第一弾は、ドイツに住んでいる先輩との再会。
彼女は、私の大学時代の先輩で、一緒にサッカーをした戦友です。
練習前、練習後、毎日欠かさず一緒にストレッチをして、お互いの体の手入れをし、怪我なく最高のパフォーマンスができるよう、いつも一緒に過ごしました。
その中で、人とはあまり話さないような、内面的な話をしたり、お互い普通じゃない変な感覚を持っていることから、いいコンビだと自分では思っています。

そんな彼女は、大学を卒業後、ドイツに住みたいということとドイツでサッカーがしたいということで、独学で語学を勉強し、自分の力でサッカーチームを見つけ、ドイツに本当に住み始めた。
彼女がドイツに行ってからすぐの冬、私は彼女の元へ独りで旅行。
初めてのヨーロッパ。
初めての英語じゃない外国語。
そこで感じたことは、私の刺激となって今の自分の糧になっているだろう。
そして、彼女の元を訪れた4年前の冬、異国の地で住む彼女は、グランドで誰よりもボールを飛ばすたくましさとは少し違ったたくましさを持っていた。

そんな彼女との待ち合わせは、パリ。
お互い日本とは違う異国の地に住み、自分たちの目指したフィールドにいる。
教会の中でお祈りする女性を見て、ふとドイツで見た光景を思い出し、自分が過去に目指していたフィールドに、今自分が立っていることを実感した。


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さて、久々に再会し、街を歩くも、予想以上にフランスという国はすごい。
自分が1年間モロッコに住んでいるからだろうか、ただただすごい。
歴史の中に生きている。
そんな感じがする。
芸術の中で生活している。
日本もモロッコも好きです。
でも、フランスも好きです。
でもでも、フランスの歴史を知らなさすぎた。
パリにいる間に、実物と歴史がつながらず、今頃モロッコに戻って来てから勉強中です。


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今回の冒険は、モロッコで出会ったフランス在住の方を訪れるという目的もあった。
その方が仕事をされている“Invalide”
限られたフランス滞在中に、時間がなければ行かなくてもいいや・・・そんな風に考えていた場所。
でも、行ってみて良かったです。
ここには、ナポレオンのお墓があります。
お墓って、ただのお墓じゃなかった。
デカ過ぎです。
そして、モロッコのハッサンⅡ世のお墓は、このナポレオンのお墓の創りを真似しているのではないか。
私は、日本の昔の建物をすごいと思っていたけど、世界にはすごいものが沢山あると、田舎者の驚きを感じました。
そして、ナポレオン、フランス革命、そんな言葉を聞くたびに、世界史を避けて今まで来ていた自分の愚かさを感じたものでした。


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次は、ゲームの世界でしか見たことのなかった鎧。
私、真剣にゲームの世界だと思いました。
でも、昔こうして戦っていたのですね。
これが戦争だったのですね。
日本の武士が身に着けていた鎧は、ヨーロッパのこんな鎧と比較したとき、互角に戦えるのだろうか?
ヨーロッパってすごいんですね。
またまた田舎者の驚きでした。


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最後に、今回の滞在中、モロッコで出会った方にお世話になりました。
ホテルに滞在するのではなく、お勧めのアパートホテルに滞在。
そこで、準備してくれた日本食を食べ、自宅のように生活。
私の冒険第1段は、やはり人様に助けていただき、充実したものとなりました。


日本だけの物差しじゃ、世界ははかれないなぁ。
冒険第1弾で感じたことは、田舎者の驚きでした。
ドイツの先輩を訪ねた時、巨大な石の文化に感嘆した。
今回は文化、歴史というものが、どれだけ大切かということを思い知らされました。

# by coffeeshopdabada | 2011-08-06 06:32 | 頭の中