
“冒険 №.1”
モロッコの学校が終わり、日本では考えられないくらいのバカンスが始まって半分くらいが過ぎました。日本で毎日疲れきるまで働いている皆さん、ごめんなさい。こんなに自由な時間をいただいています。
さて、バカンス中は色々と冒険をしたいと思います。
第一弾は、ドイツに住んでいる先輩との再会。
彼女は、私の大学時代の先輩で、一緒にサッカーをした戦友です。
練習前、練習後、毎日欠かさず一緒にストレッチをして、お互いの体の手入れをし、怪我なく最高のパフォーマンスができるよう、いつも一緒に過ごしました。
その中で、人とはあまり話さないような、内面的な話をしたり、お互い普通じゃない変な感覚を持っていることから、いいコンビだと自分では思っています。
そんな彼女は、大学を卒業後、ドイツに住みたいということとドイツでサッカーがしたいということで、独学で語学を勉強し、自分の力でサッカーチームを見つけ、ドイツに本当に住み始めた。
彼女がドイツに行ってからすぐの冬、私は彼女の元へ独りで旅行。
初めてのヨーロッパ。
初めての英語じゃない外国語。
そこで感じたことは、私の刺激となって今の自分の糧になっているだろう。
そして、彼女の元を訪れた4年前の冬、異国の地で住む彼女は、グランドで誰よりもボールを飛ばすたくましさとは少し違ったたくましさを持っていた。
そんな彼女との待ち合わせは、パリ。
お互い日本とは違う異国の地に住み、自分たちの目指したフィールドにいる。
教会の中でお祈りする女性を見て、ふとドイツで見た光景を思い出し、自分が過去に目指していたフィールドに、今自分が立っていることを実感した。

さて、久々に再会し、街を歩くも、予想以上にフランスという国はすごい。
自分が1年間モロッコに住んでいるからだろうか、ただただすごい。
歴史の中に生きている。
そんな感じがする。
芸術の中で生活している。
日本もモロッコも好きです。
でも、フランスも好きです。
でもでも、フランスの歴史を知らなさすぎた。
パリにいる間に、実物と歴史がつながらず、今頃モロッコに戻って来てから勉強中です。

今回の冒険は、モロッコで出会ったフランス在住の方を訪れるという目的もあった。
その方が仕事をされている“Invalide”
限られたフランス滞在中に、時間がなければ行かなくてもいいや・・・そんな風に考えていた場所。
でも、行ってみて良かったです。
ここには、ナポレオンのお墓があります。
お墓って、ただのお墓じゃなかった。
デカ過ぎです。
そして、モロッコのハッサンⅡ世のお墓は、このナポレオンのお墓の創りを真似しているのではないか。
私は、日本の昔の建物をすごいと思っていたけど、世界にはすごいものが沢山あると、田舎者の驚きを感じました。
そして、ナポレオン、フランス革命、そんな言葉を聞くたびに、世界史を避けて今まで来ていた自分の愚かさを感じたものでした。

次は、ゲームの世界でしか見たことのなかった鎧。
私、真剣にゲームの世界だと思いました。
でも、昔こうして戦っていたのですね。
これが戦争だったのですね。
日本の武士が身に着けていた鎧は、ヨーロッパのこんな鎧と比較したとき、互角に戦えるのだろうか?
ヨーロッパってすごいんですね。
またまた田舎者の驚きでした。

最後に、今回の滞在中、モロッコで出会った方にお世話になりました。
ホテルに滞在するのではなく、お勧めのアパートホテルに滞在。
そこで、準備してくれた日本食を食べ、自宅のように生活。
私の冒険第1段は、やはり人様に助けていただき、充実したものとなりました。
日本だけの物差しじゃ、世界ははかれないなぁ。
冒険第1弾で感じたことは、田舎者の驚きでした。
ドイツの先輩を訪ねた時、巨大な石の文化に感嘆した。
今回は文化、歴史というものが、どれだけ大切かということを思い知らされました。
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by coffeeshopdabada
| 2011-08-06 06:32
| 頭の中