la patience

“忍耐”
今日は昼から3時間の授業。
活動が終わって帰るころ、まさかそれと同じだけの時間を
帰路にかけるとは予想もしていませんでした。
体育の授業が終わりバス停へ向かいました。
最近は夕暮れが早くなり、通勤・通学のラッシュ時には、今まで以上に緊張感を持つ毎日です。
今日は、満員のバスに乗ることを避け、あまり混まないバスを待つことにしました。
待つこと1時間・・・
バスが来ない。何台か来たバスも、満員のため停まってくれません。
待つこと2時間・・・
目当てのバスは1台も来ません。
・・・
疲れたので、このおじさんの隣に、私も座って待っていました・・・。
ふと考えた。
モロッコに来て、他の隊員はよく言う。
“待つことに慣れた”
私、やっぱり嫌です。
早く帰りたいです。
だけど、イライラしていた私の隣のおばちゃんが、
私の苦手なアラビア語で話しかけてくれ、一緒に待つことに。
女性 “何番のバスを待ってるの?”
私 “アイトメルールに行きたいから、、、”
女性 “13番だね”
私 “うん、でも23と21でもいんだけど、人が多くて嫌なの”
女性 “もっと近くに座りなさい。13番を私も待ってるのよ”
・・・
こうして、しゃべれない私とおばちゃんは、
一緒に2時間以上も13番のバスを待ちました。
その間に、おばちゃんが買い物したバナナとリンゴまで食べさせてもらって。

バスを待ち家に帰り着いたのは、体育の授業が終わって3時間後のこと。
30分もあれば行けるところなのに・・・。
イライラしていた私ですが、イライラしていたのには訳がある!!
学校に行く前に寄った郵便局。
切手を買うだけで、45分もかかったのです。
ただ待つだけなら、こんなにイライラはなかったのですが、
郵便局に入っても、職員さんは客をよそ眼にのんびり作業し、おしゃべりを交わす。
客は順番を守るべく、番号札を機会で発券。
私もそのルールに従うが、この番号札を守っている様子はない。
それに気づくまでの時間をロスしたこともあり、無駄に待ちました。
気づいてからは、腹を立てながら職員さんの前にモロッコ人と一緒に割り込み
“切手をください!!!”
そしてさらにイライラ・・・
職員さんが“日本までは15.60ディルハム(約156円)”と言いつつ、
私の1枚のハガキに20ディルハム(約200円)分の切手を貼ろうとしています。
私が“普段は15ディルハムくらいだけど・・・”というと、
職員さんは切手の組み合わせを変え、
15.40ディルハム(約154円)分の切手をよこす。
15.60ディルハムと15.40ディルハム、少し誤差があるけど・・・
ま、私が払わされたのは、切手分のお金ではなく正規の料金。
しかも、切手の合計料金だけじゃなく端数のお金も多めに取られた・・・。
何もかも、適当ですね・・・。
ルールに従おうとする人が、ルールに気づかない人よりも待たされる、
切手の正規料金よりも、切手や小銭が無いという理由で高く支払う。
切手のために待たされた45分。
イライラです。

最近の授業は“ドッジボール”
小さなボールで投げる練習をして、ドッジボールの試合。
1・2ヶ月前、並べるだけでイライラしていた子供たち。
なんやかんやと、楽しく試合しています。
“忍耐”
日本では感じられないこと・・・
それを楽しもう!!
そう思うことにします。
by coffeeshopdabada | 2011-11-23 07:40 | 生活の中のモロッコ