la peinture

“ペンキ”
もう気づけば1ヶ月も前のこと。
4月3日から12日の間の10日間、モロッコの教育機関は春休みでした。
そして、その間に活動先の中学校で、
“教室に絵を描いて、ペンキで塗る”
という作業を、中学校の先生とアソシエーションの人を中心にして、
子供たちと一緒にするという予定でした。
その作業の手伝いをするために、私は数ヶ月前から
“春休みはペンキ塗りで、ヘトヘトになるまでペンキを塗る!!”
そんな風に、覚悟を決めていました。
しかし、春休みに入る直前から、
“ペンキ塗りが本当に行われるのか!?”
雲行きがあやしくなっている雰囲気を感じ取ることができました。
一つは、中心になって働く先生が体調を崩し、自由に動けない。
もう一つは、ペンキを大量に購入しないといけないのに、ペンキを買うお金について話をして、
お金が集まらない・・・という話をちょくちょく聞くようになった。
ということで、春休みを迎えても、“ペンキ塗りを実行する”と言う先生の言葉を、
信じずに学校に足を運ぶ・・・。
1日目、まだペンキがそろわないので、集まった子供たちは、歌を歌ったり踊ったり、
キャンプを楽しんでいます。
2日目、まだペンキが来ません・・・。
3日目、ペンキがないから、ペンキ塗りは延期!!
子供たちを100名くらい先生たちが集め、キャンプになりました。
ペンキ塗りを、10数個の教室全てでするということで、友達ボランティア2名に助けに来てもらったけど、ペンキ塗りが無くなりました。
予定は未定!!
こんな日々に、あまり動揺しなくなった自分がいます。
が、せっかく来てもらった友達と、何かキャンプの子供たちにしよう!!ということで、
“折り紙教室”をしました。
同僚の先生がアラビア語で指示をしてくれて、私のつたないフランス語でも、
“かぶと”と“つる”が完成。
紙切れ一枚だった紙が、立体的なものになる瞬間、子供たちの目は輝いていました。
ペンキ塗りを予定していた春休み。
予定は変わったけど、楽しい時間を友達ボランティアと一緒に作れたことに満足しています。

4月23日(木)私立小学校で、“折り紙・けん玉教室”
同僚の先生の娘さんの通う学校の先生から依頼され、同僚の先生、そして隣街のボランティア2名にも協力していただき、一緒に1時間半程度の活動。
みなさんの協力のおかげで、ここでも子供たちのキラキラした目を見ることができました。
“折り紙” “けん玉”
自分にとっては、驚きのないありきたりなもの。
でも、新鮮に楽しんでもらえるものだと再確認しました。
by coffeeshopdabada | 2011-05-01 10:35 | 活動