le nid

“巣・住みか”
中田英寿が、“自分探しの旅に出る”
そんなことを言っていた気がする。
人が走る背中を見ると、いつもそんなことを思い出す。
私の旅は、まだまだ始まったばかり。
どんな旅になり、どんな自分を探すことができるだろうか・・・。

自分が中学生のころから、地理だけは大好きだった。
社会の時間に習った、“土レンガ”に住む人たちは、一体どんな人たちなんだろう?
幼いころ、思いを馳せていたものを、自分が今“生”で見ている。

“土レンガ”の家の中は、想像とは違い、こんな風にきれいで、子供と遊ぶこともできる。
“土レンガ”の中は、暗くて、きたなくて、ジメジメして・・・
勝手に私はイメージしていました。
全くの間違いでした。
夏の暑さをしのぐのに、こんな風な造りになっているのだろう。
見てもないのに、私のイメージは完成されていた。
勝手な思い込み・・・。
すみません。

ベルベル人の使う、“ベルベルテント”と呼ばれるテント。
砂漠や山岳地帯を移動しながら、このテントで生活するんだろう。

山岳地帯に家を構えて、生活している人たちを見た。
人里から離れた、山の上にある家。
山のふもとから、1時間以上はかかった。
そんな山の上で、こんな風に生活をしている人がいるとは、想像もしていなかった。

山岳地帯に住む人たちが、簡易宿泊所としてこの中で過ごすらしい。
現地のガイドさんが教えてくれなかったら、全く気付かなかった。
家畜をつれて移動する、遊牧民(ベドウィン?ノマード?)は、こんな住みかも利用するらしい。

“クサル”と呼ばれる、昔ながらの集合住宅的な家。
今でも生活している物と、今は使われていない物があるらしい。
一歩“クサル”に入ると、足元が全く見えないくらい暗い。
さらに、通路が入り組んでいて、1人だと全く方向がわからなくなる。
これまた外見から想像していた物と違って、沢山の人々の生活がここにはあった。

“寝袋”
全く便利なものだ。
寒い夜空の下でも、こんな風に星を見ながら寝ることができる。
by coffeeshopdabada | 2010-11-28 09:20 | 生活の中のモロッコ