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La protection

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“防御”

イスラム社会では、女性は必ずジュラバのような服で、体のラインを隠し、頭にも布を巻き髪の毛や首を隠し、外から見えるのは手先、足先、顔。
なぜなのか?
日差しがきついし、肌を守ってるのかなぁ~なんて思っていましたが、もっと深い意味がありました。

こないだいつものようにSouadと話をしたこと。
“女性が体を隠すのには2つの意味があるのよ。
 1つは男性を守るため。
 もう1つは女性を守るため。”
これだけで分かるかな?詳しく言うと、
“男性は弱い者”と、イスラム世界でもみなされているようです。
体のラインを隠すことで、男性を興奮させないよう、男性を守っている。
同時に、男性が変な気持を起さないことで、男性から女性を守っているようです。
“アメリカでは1秒に1人の女性が、男性の暴力で傷ついているって聞いたよ。
 そんなことは、イスラムの世界ではないよ。”
女性から聞いたことですが、男性も同じように考えているのでしょうか?
そこが気になります。

それと同時に、
“男性は4人まで結婚できるのよ。
 ただし、4人ともに平等に愛情と物質的なものを与えなければならないの。
 それができるなら、4人まで妻をもてるの。
 できないなら、1人。”
これも、女性を守るためのようです。
男性が平等に4つの家庭を構えることで、多くの女性と子供を守ることができる。
統計上もしくは戦争の関係で、男性より女性が多いといわれている社会で、一夫多妻制は、こんな風な理由があるそうです。

写真は、子供誕生祭とでも呼んでみましょうか。
子供が生まれて数週間の間に、家族や友達を招待して、食べたり踊ったりするものです。
そこは女性のみの空間で、頭に巻く布ははずされ、踊りまくり。
頭に巻いていた布は腰に移動し、腰や頭を振りまわして、色気むんむんです。
私も挑戦しましたが、
“もっと腰を振りなさい。
 お尻をこうすんの!!”
って、お尻をわしずかみにされながら、この女性に指導を受けました。

by coffeeshopdabada | 2010-08-20 19:56 | モロッコ・イスラム