La Chinoise

中国人。
こっちに来て、毎日必ず“シノウィ~”と声をかけられます。
自分が日本人である以上、反射的に“ちゃうで!!日本人やし!!”って言いたくなりますが、ぐっとこらえて“ニーハオ”なんて言ってみます。
で、その後に“日本人やで”って言ってみる。
すると、何人かの人は態度が変わったりもした。
・・・。
なぜだろう?
こんなことを、毎日歩きながら考える私でした。
今、私の中ではいくつかの考えがある。
書き留めておこうと思う。
・中国人も日本人も韓国人も、はっきり言って分からない!
1ヶ月日本を離れ、日本人の顔をあまり見なくなると、正直言って日本人の私でも区別ができません。
一緒に住んでいる家族でさえ、“中国から来たんやった?”ってな感じだ。
海外の人が、アジア系の顔を見て“中国人や!”って言うのも自然だ。
・人種差別は世界共通!?
これは残念なことだけど、“シノウィ~”っておちょくって声をかけてくる奴もいる。
人間は、国籍が違っても、自分より弱い立場の存在を作り、優位に立とうとするのが本能なのか?
・中国って・・・
中国人を差別用語のように使うのはなぜ?
モロッコでも日本でも、身の回りにある物はmade in CHINA。
生活するのに、中国なしではやっていけないのに、なぜだろう。
自分の中にも、少し中国に対して負のイメージがある。
だから、“シノウィ~”と言われて腹が立つ。
中国に対しての考えをまとめたいと思う、今日この頃です。
・教育
道徳の授業や社会の授業で、差別はだめ!過去の過ちをみつめよう。
てな感じで、幼いころから学校で教わってきた。
日本人も、外国人に対して差別的な発言をしていると思う。
でも、人格を持った人はそんな発言はしない。
モロッコの人権的な教育は、行われているのか?
モロッコの教育はどんなものなのか?
これから学んでいきたいと思います。
ごちゃごちゃと、嫌なことを書きましたが、一緒に過ごしていると国籍なんて関係ない気がする。
こんな風に、通りかかると笑顔で寄ってくる子供がいる。
by coffeeshopdabada | 2010-07-27 21:20