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Mes camarade

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仲間。
首都ラバトでの生活も、残すところ3日。
二本松訓練所での2ヶ月、ラバトでの1ヶ月、常に一緒に勉強し訓練を共にした仲間と離れます。
昨日の金曜日が、気づけば一緒に過ごす最後の日でした。
そんなことも考えず、いつも通り過ごした私です。

さてさて、この写真を見てわかるとおり、毎日が国際交流です。
アメリカ・メキシコ・フランス・イタリア・ベルギー・日本。
色んな国から来た人と、毎日しゃべています。
それぞれの人が、話せる言葉がちがうため、英語を話したり、フランス語を話したり、体で話したり・・・。
そのおかげで、私の頭の中はグチャグチャです。

こんなことが日常の今の生活。
決して普通じゃない。
貴重な体験を忘れず、心にとめておきたい。
そして、同期の仲間にはこれから頼ることが多いと思う。
お互い充実した活動をして、帰国したいなって思う。

# by coffeeshopdabada | 2010-07-25 06:48

La famille

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家族。

ホームスティを始めて、25日くらいが経ったかな。
あと1週間でお別れと思うと、なんか寂しくなる・・・。
私って素直だな・・・、モロッコでも同じだ。

ホームスティに慣れ始め、アラビア語も少しだけ話し始め、確実に家族との距離が近くなった。
今では、家族の洗濯ものを干したり取り入れたり、けっこうやってる。
きっかけは、夏休みだから普段はいないお母さんの妹。
“ダバ!テラス!これ!!”
そんな感じで指示される。
その頃は、アラビア語も分からず、命令されたことに少し抵抗を感じ、アジア人ってこき使われるのか!?心の中で葛藤した。

でも、うちの家のテラスに行くには、息が切れる。
細い階段を4階まで登る。
しかも、脱水をしていない水をたっぷり含んだ洗濯もの。
更に、テラスに出るには、まるで京都の茶室にでも入るかのように、80cm四方の窓のような穴によじ登らなければならない。
50歳のお母さんに、無理だ。

ってことで、今では何も感じず、頻繁に洗濯物を干したり取り入れたりする。
自分の洗濯のついでだけど。
そんなこともあってか、
“PCで写真を送りたいけど、教えてくれる?”とか、
“ネットで写真を探したいけど、教えてくれる?”とか、
“ダバ、こっちおいで!”とか・・・。
悪く言えば、利用されているのかな??
でも、そうだとしても、ひとつの家にいて、孤立していない今が幸せだ。

昨日の晩御飯。
“ママ、ハリラスープある?タジンある?”
“全部あるよ。”
“ハリラは今食べて、タジンはまた後で食べなさい。”
“私は、晩御飯は1回だけだから、今食べたいよ。”
こんな風に、自己主張もしている。
そして、
“ママ、私は幸せだよ。
 だって、全部おいしいもん!!
 ごちそうさま。”
日本でもモロッコでも、料理をおいしそうに食べるとお母さんは喜ぶ。
決してお世辞ではなく、毎日言う言葉。
“ママ、おいしい!!”
 

# by coffeeshopdabada | 2010-07-22 07:25

La décision

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覚悟。

今日、海岸沿いを一人で40分ほど走った。
今までずっと抱えていたことに、少し答えがでた。

“しゃべれない・・・”
これは、4月からというよりは、海外旅行に行くたびに感じていたこと。
だから、その壁を越えたくて、旅行よりも海外に住みたいと思った。
しかし、自分は英語はしゃべれない、フランス語もしゃべれない、アラビア語もしゃべれない・・・。
結局どの言葉もしゃべれない自分に、ずっと悔しさを感じていた。
こっちで合う外国人は、たいてい英語がペラペラ。
英語以外もフランス語かスペイン語がペラペラ。
4ヶ国語をしゃべれる人なんて、山ほどいる。
そんな人たちと出会って、自分って・・・何なんだ?
フランス語話そうとしても、語彙や文の構成力がない。
英語は、フランス語を習い始めて低下。
今の自分は、結局何もしゃべれない・・・。

そんな自分を、毎日の日課のように責めていた。
でも気づいた。
確かにペラペラには話せない。
だけど、知らない土地で私は生きることができている。
ペラペラじゃない、語学力がない。
だけど、知らない土地で生きていく覚悟がある。

しゃべれない自分を責めるのはやめる。
買い物するのも、テンポは悪いけど、おっちゃんと仲良くなって買い物もできる。
ボチボチ行こう。

# by coffeeshopdabada | 2010-07-20 07:07

La langue

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言葉・・・言葉、それは、時に人を傷つけ、時に人を喜ばせる。
     (高校時代の友達の名言です)

最近のキーワードは、まさにこれ!!
ホームスティ先のお母さんは、全くフランス語が通じません。
2週間アラビア語(モロッコ方言を特にデリジャという)を習い、すごく楽しい体験をしています。
学校に行くと、色々なことを習います。
私は帰る前に、お母さんに話をするために、習ったことを整理して帰ります。
“ママ、今日、私は、友達と、バスで、学校に行きました。
 私は、デリジャを、勉強しました。
 私は、お昼に、サンドイッチを、食べました。”

“ママ、お腹が減った。
 食べ物はありますか?”

“ママ、あなたは料理が上手です。
 モロッコの料理が、私は、好きです。”

何も伝えられなかった私が、言葉を覚えるということは、めちゃくちゃ嬉しい。
何か伝えると、
“ダバ、グッド!!!”
って誉めてくれる。

正直言うと、学校で習ったことをほとんど覚えられません。
そんな負い目を感じる私を、家族は誉めてくれます。
そして、デリジャを使うと、家族との距離が近づきます。
だから私は、勉強を続けられます。
誰かに認めてもらう・・・、本当に大切なことですね。
幼稚園や小学校で勉強して、学校から家に帰るときって、こんな風にワクワクしていたのかな?
毎日が、疑似小学生体験!?
貴重な体験をしています。
ありがとう。



写真は、アラビア語学校の中庭の写真です。
おじさん、おばさん、おじぃさん、おばぁさんが、こんな風に勉強する光景が普通です。
バカンスになると、毎年勉強しに、海外から来る人もいるみたいです。
話せば話すだけ、自分とつながれる人が増える。
“言葉”って、本当に魅力的ですね。

 

# by coffeeshopdabada | 2010-07-18 09:00

Le boucherie

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肉屋さん。
モロッコに来て、1日に1ブロックのお肉を食べています。
クスクスに入っていること、タジンに入っていることが多いです。
そのお肉を買いに、家のお母さんたちが数十分かけて、歩いてメディナまで買い物に行ってくれています。
家の中や、日蔭は涼しいモロッコですが、買い物に行くのは汗もかくし、けっこう距離もあって、一苦労です。

モロッコでは、何を買うにも人と人が言葉を交わしています。
日本では、並んであるパックの商品をカゴに入れ、言葉を交わすことなくお店を出る。
新鮮、衛生、効率・・・、そんな言葉で日本とモロッコを比較すると、両方とも素敵だな~。
今は、そんな風に感じています。
効率よく衛生的な日本。
決して衛生的でないけど、新鮮で人同士が交わるモロッコ。
ひと昔前の日本なのかな?
そんな風に想像をしたりもする。

私はまだ、買い物をするのに緊張する。
思い通りに言葉にできない、買い物の仕方がいまいち理解できない。
でも、これからの生活で、うちのお姉さんのように買い物できるようになりたい。
それが小さな目標です。

# by coffeeshopdabada | 2010-07-17 09:11 | モロッコ・イスラム