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L’ordre de priorité

“優先順位”

ものすごい勢いでブログの更新をしています。
来月6月22日で、モロッコに来てから1年が経ちます。
7月には、JICA事務所、モロッコ教育省、任地教育委員会で、中間発表というものがあります。
1年間の活動を振り返り、自分の活動を皆さんに知っていただくことができる機会です。
各機関でプレゼンテーションをするが、そろそろ準備しなくては・・・と、最近考えている。
振り返ってみると、複雑な気持ちになる。
この約一年、私の優先順位第1位は、
“語学勉強”だった。
日本語以外の言葉で、思いを伝えられないので、全く話にならない。
そんな状況から抜け出したくて、何よりも勉強に時間を当てた。
しかし、その語学もフランス語だ。
現地の人たちがしゃべる、アラビア語モロッコ方言ではない。
したがって、いくらフランス語を勉強しても、子供たちや近所のおばちゃんたちとは、いつまでたっても挨拶しかできない。

それでよかったのだろうか?
今年度の授業がもうすぐ終わる。
彼らの授業を、言葉が不自由だからといって、何となく遠慮して積極的でない自分がいた。
しゃべれなくても、表情や体で、もっと子供たちに思いを伝えられたのではないか。
彼らとの授業は、今後二度とない。
そう思うと、授業に対してもっと真剣に取り組めたのではないかと、自分に反省する。
教師として一番大切にすべきものは、子供たち・・・。
いつか同僚の先生から言われた言葉が頭をよぎる。

しかも、読書や日本のニュースすら見ていない。
私って不器用な人間だなって思う。
もう少し器用に、いくつかのことが進められればいいのに・・・。
語学ばっか勉強してても、知識が増えない。
知識が増えれば、会話もはずみ語学力もつくだろう。
日本語で文章を書こうと思っても、日本語の表現力は乏しいまま。
日本語さえまともに操れない奴が、外国語だけ勉強してどうする・・・。

しかし、こうしてブログを更新しながら、今までの活動を振り返ると、なんだかちゃんと活動しているように見える。
日本とは色んな事が違うモロッコで、こんな風に少しでも活動しているように見えればそれで十分なのかな?
小学生、中学生と接する中で、思い通りにできない自分、周囲に甘える自分が、何だか恥かしく思える。
モロッコに来て1年、甘えっぱなしの一年だったと今思う。
愚痴ばっかりこぼした一年だったかな。
“ボランティアなんて、愚痴こぼすくらいなら辞めて帰ればいい”
“甘えてるんじゃない”
その言葉が、一年間の自分を振り返るとグサッとささる。

結局は、自分の力がまだまだ及ばないだけの話で、自分の力不足なんだよなと思う。
要は、自分の力を高めなければならないということ。
海外に出て成長してくる、そんなことを言っていた自分が、まさにその壁にぶち当たっているんだな。
修行じゃ、修行。

最近感じること、海外に住めば自然に語学が身に着く・・・
そんな思い込み、大間違いです。
いくら一緒に過ごしても、努力しない限り身につかない。
自分次第です。


自分の中の優先順位を、少し変えていくべきかな。
残り10カ月のモロッコ生活。
どうする自分!!

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子供たちは、なついてくれる子、いたずらをする子、面倒くさがる子、バカにする子、無邪気でかわいらしい。
そんな彼らに、もっと係わっていかなければと思う。
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by coffeeshopdabada | 2011-05-30 21:23 | 頭の中

Saut à la corde

“縄跳び”

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ここモロッコでも、近所の女の子が時々遊んでいる。
スポーツテストを実施し、その結果から“跳ぶという動作を取り入れたい”と思い、近所で少し太めの縄を買ってみた。
1mが1DH(約10円)の縄を、2m50cmと3mの長さで買い、いざ授業へ。

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誰が一番長く跳び続けられるか耐久勝負をしたところ、
息を切らして喉を鳴らしながら跳び続けた彼女。
記録は1分10秒。
そこまで真剣に取り組む姿に、
中学校のマラソンの授業で生徒からもらった感動と同じものを受けた。
こんな風に、“何のために?しんどいだけじゃん”と、
冷めた奴らは言うかもしれないことに真剣に取り組む姿は、私に元気と勇気をくれます。
私もがんばろっと。


初めて縄跳びの授業をして感じたこと。
縄跳びって寒い時期にやってたよな・・・。
モロッコは今、夏を目前にしています。
季節違いかななんて思っています。
そして、縄跳びの授業を継続していく方法を今検討中です。
縄跳びには色んな跳び方があって、それを身につけてもらいたいんだけど、
すぐに飽きてしまう子供たち。
縄跳びの授業ってどうやって組むのかな。
中学校でやったことなかったなぁと、またまた考えだした私です。
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by coffeeshopdabada | 2011-05-29 07:54 | 活動

lancer la balle au but

“的当て”
ストラックアウトを真似て作ってみました。

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この写真でわかるかな?
女の子が球を投げている先には、某番組で人気になった9個のマスに分けられた的があります。
モロッコに来て、ずっとやりたいなと思っていた遊びで、ようやく実現しました。
なぜ実現しなかったかというと、このボトルが集まらなかったのです。

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この的を作るのに必要なのは、5Lのミネラルウォーターのボトル。
このボトルは重宝し、我が家のごみ箱や収納グッズとして利用されています。
近所の商店でも頻繁に使われており、洗剤(液体・粉末)や油を入れて売っている。
ということは、生活の快適さが第一優先だったため、ようやく水の消費量が追い付いたのです。
モロッコ人は、基本的には水を買って飲むという人は少なく、一人でやっと消費しました。
こんな大きなボトルは日本に帰ったら見当たらないんだろうな・・・、そう思うと少し不便に感じる私です。

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さて、この遊びをする子供たちの表情は真剣そのもの。
私がこの遊びをどうしてもしたかった理由は、モロッコの子供たち、いや大人も含むが、彼らが投げるという動作が苦手だということに気付いたからだ。野球やドッジボールを小さいころからやってきた日本人に比べ、ボールを投げるということをしていないのだと思う。
小学6年生にソフトボールを投げさせると、一番遠くに投げた男の子の記録が21mでした。
少しでも彼らが投げるという動作を経験できたらなと思っている。

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ボールを投げた後の“入ってくれ!”と祈る表情は、見ている私まで肩に力が入ってしまう。
子供によって表現は違うが、
投げる前に念力を込める子、
なぜだかボールをかむ子、
緊張する子、
色々だが、そんな真剣な表情に元気をもらった。

最後に、この遊び道具を作るのに、同職種のフレッシュ隊員が手伝ってくれた。
ボトルに熱したドライバーを押し当て穴をあける、私の考えもしなかった方法で完成してくれた彼に感謝!!
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by coffeeshopdabada | 2011-05-28 07:20 | 活動

la queue

“しっぽ”

中学校、小学校の授業で“しっぽとり”をしてみた。
中学生も高校生も、とても新鮮に楽しんでいる。

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中学校では、ハンドボールのアップということで、ムカデのようにつながってディフェンスのステップの練習になりますように、そんな思いを込めて。
すぐに飽きてしまうのは、日本もモロッコも同じだな。
飽きた時に、すぐに次のネタが出てこない・・・準備不足の私に反省です。


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中学校で、いつもの同僚ハッサンが
“新聞紙でしっぽを作ろう”
という提案をしてくれた。
ブチブチ切れてしまうのが残念だったが、それなりに生徒は楽しんでいた。
それをヒントに、遠く離れたエルフードという砂漠の近くにいる隊員の言葉をヒントに、新聞紙にガムテープを貼ってみた。
これはいい!!
引っ張っても切れないし、簡単に作れる。
この発明にヒントをくれた幼稚園隊員へ感謝!!
ありがとう。


小学校でのしっぽとりの失敗談。
子供たちが真剣に勝負しているのがわかるのだが、しっぽを自分のパンツにくくりつけ抜けないようにする男の子続出。
ここまでは想定しておらず、何本もしっぽが切れるという事件発生。

簡単に遊べる“鬼ごっこ”系の遊びをどんどんやっていきたいと思う今日この頃です。
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by coffeeshopdabada | 2011-05-27 05:12 | 活動

du tuyau

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“ホース”

体育の授業で、“ラダートレーニング”を取り入れてから、しばらく経つ。
トレーニングと言えば過言かな、ステップ遊びだな。

子供たち喜んでやっています。
初めはホースとひもで作ったラダーを、頻繁に蹴っていたが、最近ではあまり蹴らなくなった。
そこには、いつも同僚ハッサンの適切な指示があるわけだけど。

授業を進めていく上で、伝えたいことをなかなか言えない自分は、
具体的な技術指導はほとんどできず、子供たちが喜んで体を動かしていたら良しとする。
そして、ハッサンが説明を付け加えてくれると、いつも自分に足りない部分を痛感する。

こうして日々自分の無力さを感じつつ、勉強させてもらっているんだなと、
今の状況に感謝する今日この頃です。
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by coffeeshopdabada | 2011-05-11 22:14 | 活動

un saltimbanque

“大道芸人”

私の夢は“大道芸人になること”
以前、頻繁に口にしていたこと。
最近すっかり忘れていたこと。
でも、先月のとあることをきっかけに、また思い出しました。


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2011年4月23日、モロッコ国内の日本語学習者が出場する“日本語スピーチコンテスト”に行きました。
この大会は、JICA日本語教師ボランティアの方や、JICA以外の日本語教師ボランティアの方が中心となって、運営されました。
その大会に参加したモロッコ人日本語学習者の皆さんは、日本語を習い始めて半年~3年程度で、日本語を上手に話していました。
気持ちのこもった抑揚のある語りかけは、彼ら自身の努力と、先生方の熱意が感じ取れる、とても素敵な時間でした。
会場に両国の国歌が流れ開会し、2011年3月11日に日本の東北地方を襲った巨大地震への黙祷から大会は始りました。
遠く離れたアフリカの地で、ここまで熱心に日本のことを学んでくれていることに感動しました。


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大会の中には、休憩時間にいくつかのアトラクションが準備されており、会場の皆さんに、日本の文化を伝えるとともに、楽しんでいただく時間が設定されていました。
その中の一つに、“けん玉”というものがありました。
“けん玉”を披露するのは、私です。
さてさて、日本人ならほとんどの人が知っている“けん玉”、どのように披露すれば会場のみなさんは楽しんでくださるのでしょうか・・・?
悩みました・・・。
“会場は、日本語が通じるモロッコ・・・、日本語で説明する??”
“会場には、日本語を習っていない方も沢山いる・・・フランス語で説明??”
“何の言葉を使っても、何だかしっくりこない・・・”
“音楽つける??”
“けん玉の緊張感が、ちょっと伝わらない??”
・・・・・
最終的に、
“言葉を一言も発せず、体でけん玉を伝える5分間”
にしてみました。

少し震える手で、昔身に付けた技を披露。
ちょっと遊びの要素も交え、会場の皆さんと無言でのも会話ができたように感じ、自己満足です。

ふと思い出したこと。
“私の夢は大道芸人になること”

日本語教師の方に依頼された今回のパフォーマンスは、私の夢を実現させてくれた素敵な機会だった。
モロッコに来て一つ、自分の夢が叶いました。
素敵な機会をありがとうございました。


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スピーチコンテストを終え数週間して、日本語学習者の教室に、“けん玉教室”を開きに行ってきました。
スピーチコンテストで、けん玉のデモンストレーションを見ている学生さんも多いため、けん玉に興味深々でした。
“けん玉は、地味で意外に難しくて、魅力を伝えるのが難しいのでは・・・?”
そんな風に思っていた、けん玉の得意な私は、この“けん玉教室”で、“けん玉”の魅力は伝わるものだ!!と再認識しました。
また機会を見つけて、一緒にできるといいなと思います。


“大道芸人”への道は険しいぞ~。
日々、少しずつでも密かに練習をしようかな・・・。
最近さぼっていたので、これを機会に・・・。
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by coffeeshopdabada | 2011-05-10 08:54 | 活動

la peinture

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“ペンキ”

もう気づけば1ヶ月も前のこと。
4月3日から12日の間の10日間、モロッコの教育機関は春休みでした。
そして、その間に活動先の中学校で、
“教室に絵を描いて、ペンキで塗る”
という作業を、中学校の先生とアソシエーションの人を中心にして、
子供たちと一緒にするという予定でした。

その作業の手伝いをするために、私は数ヶ月前から
“春休みはペンキ塗りで、ヘトヘトになるまでペンキを塗る!!”
そんな風に、覚悟を決めていました。

しかし、春休みに入る直前から、
“ペンキ塗りが本当に行われるのか!?”
雲行きがあやしくなっている雰囲気を感じ取ることができました。

一つは、中心になって働く先生が体調を崩し、自由に動けない。
もう一つは、ペンキを大量に購入しないといけないのに、ペンキを買うお金について話をして、
お金が集まらない・・・という話をちょくちょく聞くようになった。

ということで、春休みを迎えても、“ペンキ塗りを実行する”と言う先生の言葉を、
信じずに学校に足を運ぶ・・・。
1日目、まだペンキがそろわないので、集まった子供たちは、歌を歌ったり踊ったり、
キャンプを楽しんでいます。
2日目、まだペンキが来ません・・・。
3日目、ペンキがないから、ペンキ塗りは延期!!
子供たちを100名くらい先生たちが集め、キャンプになりました。

ペンキ塗りを、10数個の教室全てでするということで、友達ボランティア2名に助けに来てもらったけど、ペンキ塗りが無くなりました。
予定は未定!!
こんな日々に、あまり動揺しなくなった自分がいます。

が、せっかく来てもらった友達と、何かキャンプの子供たちにしよう!!ということで、
“折り紙教室”をしました。
同僚の先生がアラビア語で指示をしてくれて、私のつたないフランス語でも、
“かぶと”と“つる”が完成。
紙切れ一枚だった紙が、立体的なものになる瞬間、子供たちの目は輝いていました。

ペンキ塗りを予定していた春休み。
予定は変わったけど、楽しい時間を友達ボランティアと一緒に作れたことに満足しています。


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4月23日(木)私立小学校で、“折り紙・けん玉教室”
同僚の先生の娘さんの通う学校の先生から依頼され、同僚の先生、そして隣街のボランティア2名にも協力していただき、一緒に1時間半程度の活動。

みなさんの協力のおかげで、ここでも子供たちのキラキラした目を見ることができました。


“折り紙”  “けん玉”
自分にとっては、驚きのないありきたりなもの。
でも、新鮮に楽しんでもらえるものだと再確認しました。
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by coffeeshopdabada | 2011-05-01 10:35 | 活動