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La naissance

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“誕生”
モロッコに来て、ずっと苦しかった日々が続いていました。
しかし、ようやく自分がすべきことが明確になり、日々前向きに活動できそうです!!
折しもモロッコでは、“プロフェット(預言者) モハメッドの誕生祭”で、学校現場は5連休です。

この連休は、ゆっくりと語学勉強と活動準備にあてようと考えていましたが、
同僚の先生たちが入っているアソシエーション(青年活動団体・・・?)のプロジェクトに参加しました。
それがこの写真。
4月に学校の教室中に同じように絵を描くので、今回はモデル教室を作るというのが目標でした。
図書室の全面に、美術の先生の指示のもと色を塗り続ける。
2月16日(水)15:00~23:00
2月17日(木)15:00~22:00
2月18日(金)15:00~24:00
2月19日(土)12:00~17:00
かなりの長時間の活動で、疲労困憊ですが、一緒に何かを作り出すことができて、大満足です。
4月1日~10日が、この中学校の春休みです。
モロッコの隊員さんで、興味がある方!!是非声をかけてください。
一緒にペンキ塗りましょう!!
手伝ってくださる日本人、大歓迎!!ということです。

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さてさて、モロッコにきて7ヶ月間、ず~っとグズグズ考え込んでいた私です。
その私を導いてくれたのは、やはりこの人でした。
ダバ誕生のページを開いたのは、やはりこの人、カウンターパート(共に活動する同僚)でした。
5ヶ月間にわたる授業見学で、自分の役目が無く、ただ苦しいだけの活動の末、
ずっと我慢していた言葉ですが、
“日本に帰りたい”
充実感のない日々に、思わずつぶやいてしまいました。
日本から
“先生、高校合格したよ!!”
“バレー部の子供たちは、バレーを引退しても、真面目に頑張ってますよ。”
そんな言葉が、モロッコで何もしていない私にとどめを刺したのでしょう・・・。
そして、
“私の活動に、必要性を感じないと思うんだけど・・・”
と、同僚に突然相談しました。
いつもながら彼は真剣に、冷静に答えてくれました。
“モロッコで、日本式の授業をやったらいいじゃないか。”
“モロッコの中学校で授業をするという、経験を積みたくないのか?”
・・・・・
これから、週に何時間かは、私がメインで授業をすることになりました。
今までも、何度か言われたのですが、自分の立ち位置が分からず、断っていました。
いや、毎日見学に行くもんだから、自分のするべき時っていうのが分からず、急に授業を丸投げされたり、授業を休まれたり、腹を立てていました・・・。
でも、自分の担当授業を明確にできたので、気持ちがすごく楽になりました。
これからは、授業のためにも、フランス語を勉強します。

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そんな風に、自分の活動が明確になったけど、自分の中ではひっかかていることがひとつ。
どうも腑に落ちず、何をしていても頭の中で考え込んでいたことがあります。
彼に言われたこと。
“7ヶ月たったのに、フランス語の成長が遅いな・・・。
 フランス語の勉強がんばれ!!
 フランス語の先生が良くないんじゃないのか??
 机で勉強してるだけじゃダメだぞ。
 実際に会話にならないと意味がないぞ。”
いや、私、毎日自分では勉強しているつもりでしたけど・・・。
今の私の先生、色んな話をしてくれるから、否定されるとショックですけど・・・
実践が大事ってのは分かりますけど、彼とずっと行動してると、男と女なので良くないと奥さんに言われましたけど・・・。
は~・・・

こんなことが頭の中で四六時中グルグルと回っていました。
でも、色塗りに集中するこの時間は、無心で作業する久しぶりの時間で、実に充実した時間でした。
そして、集中した作業を終えてふと気付いたこと・・・
モロッコに来てからすぐの頃は、自分から積極的に話しかけて、上達しようとしてたなぁ。
毎日大家さん家に行って話をしてた。
今は、その気持ち忘れてた・・・。
彼に言われた言葉は、そうとう私をいらだたせたのですが、
結局は、私を前向きにしてくれるものとなり、言ってもらってよかったなと感謝している自分です。

人見知りしてしまう自分ですが、実践あるのみ!!
机での勉強と、人との会話で、フランス語がんばります!!

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最後に、モロッコの学校には体育館がありません。
マット運動も外でやっています。
こんな風に“青空体育館”です。
同僚の彼に見てもらいながら、教育実習生のように、これからは授業を見てもらいます。
体育教師、第2期教育実習開始!!
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by coffeeshopdabada | 2011-02-20 05:49 | 活動

Fèz

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“フェズ”
モロッコでの生活も、7ヶ月が経過しました。
この間、モロッコ国内を旅行することも多く、今さらながらアップしようと思います。
“フェズ”は9世紀、モロッコ最初のイスラム王朝の都でした。
城壁で囲まれた街の中には、当時、モスクと神学校が次々と建ち、
人々は、先住民であるベルベル人、
チュニジアからの移民とスペインからの移民を受け入れたそうです。
そして、ここを拠点にして、モロッコ全土にイスラム教が広まっていったそうです。
その後、首都はマラケシュに移り、再度13世紀にフェズを首都としたそうです。
16世紀には、マラケシュに首都が移り、その後首都がフェズに戻ることはありませんでしたが、
信仰、芸術、商業の中心の街として、今でも活気あふれる街です。
この門を入ると、昔ながらの街並みが続き、迷路のような路地が続きます。
その中では、何か深みのあるような街の雰囲気を味わえます。

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フェズの伝統工芸は、刺繍に織物、焼き物。
どれも手作りで、手間がかかっています。
刺繍は、裏表のガラが同じになる縫い方です。
刺繍や織物は、お土産に喜ばれそうな品々です。


お店の中に、山と積まれた織物。
どれを選ぶか、一苦労です。
選びながら、頭にどうやって巻くのか、プチ講座を開いてもらい、そんなことをしていると、あっという間に時間が経過します。





焼き物は、重くてかさばるので考えものです。
フェズの窯を見学に行きましたが、
そこで働いている人たちは、
“公務員”とのことでした。
国の代表産業を、国が守っていこうとしているのですね。


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フェズの革製品は有名。
その製造工程を見ることができました。
なめし革染色職人街。
個人的に、フェズで1番の迫力を感じ、めちゃくちゃ大きなエネルギーを受けました。
職員さんに説明を受けたものを、ここにメモしておこうと思います。
①塩水で3日間
  革に着いた毛をとるためでしたかね??
  日にちが経ってしまって、忘れた。誰か教えてください。
  ここでとれた毛は、死んでからとった毛なので、毛皮にはならず、
  クッションや、マットの中に入れて使うそうです。
②石灰水で10日間
  革を柔らかくするためにアルカリ性にするそうです。
③鳩のフンで5日間
  アルカリ性になった革を中性に戻すため、自然の知恵をつかっているのですね。
  ただ、そんなに大量の鳩のフンは、一体どこで作られるのでしょうか・・・?
④機械で1日
  皮を機械で洗う。
  昔、機械が導入されるまでは、川で5日間かかっていたそうです。
⑤日の当るところで数日
  皮を干して乾かす。
  日数は、季節によってかわるそうです。
⑥染色壺で25日。
  染色には、天然素材が使われているそうで、
   赤・・・ベニバナ
   青・・・インディゴ
   黄・・・サフラン      だそうです。
  私、どんな花なのか、どんな物質なのか知りません・・・。
⑦干すために、数日
⑧仕上げのオイル塗り
 ひまわりオイルを塗って、革にバリアをはり、革の光をだすそうです。

以上の工程で、最短でも1ヶ月半かかる工程です。
全てが人の手で作られている。
製品に対して、大切に使おうと改めて心に決めました。

ここで働く人たちも“公務員”だそうです。
このなめし革職人街で働く全ての人が、“公務員”ということです。
モロッコを支える産業ということがわかります。
  
ただ、染色に使われた水は川に垂れ流し・・・。
環境のことが気になります。


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こんな風に毎日、肉体労働。
どれだけ大変なんだろうと想像します。

最後にひとつ、フェズに住む方に聞いたこと。
「フェズの街に生まれ育った若者は、ほとんどが城壁の中へ入ったことがないそうです。
 幼いころから、城壁の中は危ないから行かないように、親から言われているそうです。」

国を支える産業。
しかし、地域の人からは偏見を受けているのではないのか・・・。
そんなことを想像しています。
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by coffeeshopdabada | 2011-02-06 21:31 | モロッコの街

mon état

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“状態”

随分と更新せず、何人かの心優しき方々に、“元気にやっているのか?”
そんな心配をさせてしまい、ごめんなさい。
私は、“はい、元気です!”
だけど、モロッコに来てずっと、何かを考え続けているので、こんな感じです。
ごちゃごちゃと、頭の中で考えていますが、モロッコには、
“自分の悩みというか、ぶち当たっている壁なんて、小さなもんだ”
そんな風に語りかけてくれる自然が沢山あります。
どこまでも続く空が見渡せること、
青く透き通った空、眩しい太陽、
動物園にでもいるかのように、間近に寄ってくる動物たち・・・
そんな自然の中に生かしてもらっている自分です。


ブログを更新しない日々が続くと、何を書くべきかすごく困る自分がいます。
ということで、写真に助けてもらいながら書いていこうと思います。

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先月末、ちょうど健康診断で同期隊員と集まる機会と誕生日が重なり、嬉しいサプライズがありました。
モロッコに来て半年、彼らと出会って1年未満。
そんなことは感じない、深いかかわりを持っている仲間です。
さらに、世界中に広がる同期からのメッセージも届けてもらい、
ここモロッコでも、
“自分って、愛されてるな・・・”
そんな風に感じる28歳です。
私、28歳です・・・。
確実に歳を重ね、動けない体育教師へどんどん近付いています。
へこたれることが多い私ですが、今年の目標、ようやく立てました。

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“人生は1度きり。楽しまなきゃ損である!!”

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“行け~!!
 失敗を恐れるな!
 魂込めてブッこめ~
 鉄人28号も、27号までは失敗作だったんだ!!”

目標や計画が無いと、何もできない私です。
そして、何のために何をするのか、具体的なビジョンが見えないと、何もする気にならない私です。
モロッコに来て毎日、一人前じゃない自分に歯がゆさを感じ、
モロッコ人に迷惑や手間をかけさせる自分が、めっちゃ悔しいです。
一人じゃ体育の授業もろくにできない、そんな体育教師。
悔しいです。
そんな自分を認めたくなくて、いつも苦しかった気がします。
だけど、今、“必殺技”を使います。
“ひらきなおり”
無力な自分ができること、
楽しみながら挑戦すること。
ようやく自分の中に目標ができました。
28歳の私。
真面目で不器用な自分。
唯一の運動神経も衰えている自分。
だけど、また生まれ変わろうと思います。
自分次第で引ける、心の中のスタートライン、
今からスタートします。
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by coffeeshopdabada | 2011-02-03 10:32 | 頭の中