<   2010年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧

le malentendu

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“誤解”

言葉が不自由な今、日本以上に“誤解”を生まないようにと思う日々。
学校現場に足を運びだして、毎日自分を責める日々でした。

中学校に足を運ぶも、授業中の活動は草抜き。そして、軽いランニングとストレッチ。
それで終わる。
気温が高く、暑い日は、草抜きさえもせず、日陰で1時間生徒は座っている。
教師は、おしゃべり。
来客が来れば、生徒はほったらかしで打ち合わせ。

こんな数日が続く中、私の頭の中は葛藤。
モロッコの体育の先生は、真面目に働くって聞いたのに・・・。なぜ?
しかも、1日に1人の体育の先生が担当する授業は2時間~4時間。
日本のように、1日中学校にいるわけでなく、授業の時だけ行く。
そんな少ない仕事量を、ただ見学するだけの私・・・。
なのに、疲れは人一倍以上。
午後から家で過ごす。
日本では、職員室の椅子にすわることもできないくらい、毎日忙しく仕事をしている先生がいる・・・。
そんなことを想像すると、私はここで何をしているんだろう・・・。
自分がさぼっているみたいで、そんな自分が嫌になる。

そんな日が数日続いた。
でも今日、ゆっくりとモロッコの先生と落ち着いて話をした。
自分が活動しようとしている内容。
そして、ひっかかっていること。

ゆっくり話すことで、やっぱり理解できることが多い。
なんで草抜きだけの体育なのか?
夏休みが2ヶ月あって、その間は生徒は運動をしていないだろう。
だから1~2週間は、体を慣らす期間らしい。
更に、以前“次の時間は、授業やってみて”って言われて断ったことに関して聞いてみた。
私は、授業を丸投げされたのかと思い、“そりゃないだろ”って思って断った。
体育の1時間は、私の中で重要で、何の意図も分からず、引き受けるのは無理だった。
でも今日、“今は体を慣らすだけ・・・”と聞き、明日は私が少しすることになった。

“誤解”って書いたけど、話すことの重要性を今、すごく感じている。
言葉が不自由で、伝えるのに時間がかかる今。
ゆっくりとよりそってくれるモロッコの先生の存在が、ものすごくありがたい。
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by coffeeshopdabada | 2010-09-29 08:55 | 頭の中

La vision

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“見通し”

いよいよボランティア活動が、本格的に始まりました。
モロッコの学校は、9月からが新学年で、7月と8月は夏休み。
更に今年はラマダンが重なり、ほとんどの学校が、9月中旬からスタート。

私はというと、今までは、語学留学気分でしたが、2年間のボランティア活動を終えて帰る同志の報告を聞いたり、送別会に参加したり、という最高の形で、夏休みを終えました。
そして、昨日、日本で言うなら“教育委員会”のような所へ行き、これからの活動の方向を決めました。
・・・いや、決めてもらいました。
私は、言われるがまま・・・。

結果、中学校1校、小学校2校で、体育の授業を同僚と共にすることになりました。
小学校では、支援学級の体育もしてほしいとの要望があり、新たな挑戦になりそうです。

それにしても、初めての現場は、気疲れをが大きく、疲れた!
ってのが感想ですが、学校にいる子供を見たり、黒板を見たりすると、
“あぁ~戻ってきたな~”
なんて、嬉しく感じる自分がいる。
私って、毎日文句言ってばっかの自分だったけど、教師が好きかも・・・って感じる。

さて、これからの見通し・・・。
まずモロッコでの、今後1年7ヶ月。
出来ることをする。
2年間の活動を終えて帰って行く先輩隊員、単純にかっこよかった。
今の自分のゴールは、先輩の背中。
私の中の活動の、小さな“見通し”が見えた気がする。

写真は、隙間からモロッコの典型的な建物をのぞいたもの。
断片的にしか見れないけど、すごく美しく、もっと見たくなる。
自分はこんな風に、他人から
“もっと見たい!”
って思ってもらえるだろうか。
モロッコでの生活、もちろん魅力的な活動をしたい。
同時に、自分の内面も磨いていきたい。
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by coffeeshopdabada | 2010-09-22 03:35 | 頭の中

Le tournant

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“節目”

9月10日ラマダンが明け、モロッコでは新年?が始まりました。
ラマダンが明ける日がいつなのか。
前もって分かるのは、
“だいたい10日か11日・・・”
っていう、アバウトな感じ。
というのも、ラマダンは新月から新月までの約30日。
全ては、お月さましだいで、夜空を見なければ分からない。
モロッコのいくつかの観測点からの報告で、
その日に分かる、ラマダンの始めと終わり。
8月12日の夜、夜空に月が無い日から、
9月9日の夜、夜空に月が無い日まで、
日中は、何も飲まない、何も食べない、という、苦しい日々が終わりました。

毎日、日没が近付くと、街中の人が“食事”にむけて、活動的になり、
一緒に我慢している、という連帯感が見てとれます。
そんな生活が1ヶ月。
9月10日の朝、みんなの表情が緩み、何ともいえない達成感のようなものも見てとれました。

日本の昔の“新年”の雰囲気なのかなぁ~って感じる街の景色。
新しい服を着て、親戚回りして挨拶。
モスクでお祈り。
家では、御馳走をかこみ、ラマダン中のことや、色んなことをしゃべっている感じ。
そしてどことなく、心機一転というオーラの見える、モロッコの人達の嬉しそうな表情。
モロッコでの、ひとつの“節目”を感じました。

日本でも同じかな・・・。
親戚が家に来て、おしゃべりをしている間、暇なのは子ども。
そんな子どもたちは、新しい服と靴を来て、
道端で遊んでいます。
そんな彼らを見つけ、運動不足の私は、身体で・・・
“一緒に入れて!!!”

日本から遠いモロッコでの“初蹴り”。
ここで感じたのも、やっぱり、
“スポーツは国境を超える”
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by coffeeshopdabada | 2010-09-17 19:38 | 生活の中のモロッコ

l'ignorance

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“無知”

モロッコに来て、日々感じること。
スークに買い物に行っても、どう調理していいのか分からず、結局買わずに帰る・・・。
もしくは、日本にもある安全パイを買って帰る・・・。
こんな毎日で、自分の無知を感じる。
同時に、知っていることで人生が変わる・・・そんな風にも感じる。

私の任地の近くの都市アガディールには、新鮮な魚が買える“魚スーク”がある。
そこで目にしたのは、種類豊富な魚たち。
日本で見慣れた、イワシやアジ、鯛、エビ、イカ、タコ・・・。
見慣れない、サメ、メカジキ、エイなど・・・。
まるで水族館のような魚がいて、驚きの連発。

が・・・、種類豊富な魚を前にしても、どうやって新鮮な魚を選ぶのか・・・?
はたまた、買ったとしても、どうやって調理したらよいのか・・・?
“無知”というのは、致命的です。

そして今、私は新たなノートを作り始めました。
①お料理ノート
 魚の選び方以外にも、野菜の選び方、そして調理方法。
 食べる事って大事だよね。
②モロッコ・イスラムノート
 自分が毎日共に過ごす人たちのことを、今、すごく知りたいと思う。
 頭の中を整理するためにも、ノートに書き留めていこうと思う。
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by coffeeshopdabada | 2010-09-11 20:28 | 生活の中のモロッコ

L'essai

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“試し”

昨日と今日、ラマダンをしてみた。
朝5時前~夜7時くらいまで、食べ物・飲み物を一切口にしないこと。
初めてのラマダン・・・。
昨日と今日の二日間の試みで、私はやめようと思います。

ラマダン中は、日中は何も食べれない飲めない。
ということは、日没後は自由に飲み食いできる・・・。
ってことで、Hassanの家で夕方6時ごろ、日没後に最初に食べるフトール(朝食)を準備。
Hassanの家には、バカンス中ということで、普段はいない兄弟のRachidとMonir来ていた。
みんな男性。
彼らが手際よく、魚をさばきパンを焼き、デザートを作り、テーブルの上はのり切らないほどの食べ物。
更に、ご近所さんがハリラスープをお裾分けしてくれる。

そして、日没と当時にお祈りの合図。
みんな、お祈りをし“ビスミッラー”(いただきます)
好きな時に好きなものを口にできる、そんな普通のことがすごく幸せに感じ、ありがたく感じました。
ただ、最近はもう涼しくなってきていて、私のラマダンは厳しくなく、あっさりと終わりをつげている。
でも、3食規則正しく食べること、夜は早く寝ることを好む私には、とても厳しいものだ。
夜7時に食べ、
夜10時、いや遅い時は2時とか・・・に食べ、
日の出前の朝4時半に、ジュース・水、ナツメヤシの実を食べ、
朝方から寝る。
昼過ぎに起きて活動。
どことなく私は無気力、眠い。
今、文章を書いていても、いつものようにスムーズに書けないし、ひらめかない。
あまりポジティブな印象は受けない・・・そんな私です。

ただ、家族や近所の人、モロッコ人のみんなが、欲を我慢し、夜美味しくご飯を食べる。
みんなが一つの目標に向かい、まとまっている感じが、めちゃくちゃ大きなスポーツチームのよう私の目に映る。
そして、バカンス中は人の移動が多く、家族なのか親戚なのか、近所の人なのか、よくわからないけど、色んな人との出会いがある。
モロッコでは、たとえ1人で家に残り過ごすことになっても、お互いに助け合い、いつも誰かと一緒に食事をすることが当然のようだ。
そんな共同体のような社会が、私には素敵だなって映る。

こんな“試み”程度のラマダンだが、何でもやってみるものだ。
近所の人に“ラマダンやってるよ”って言うと、やたら喜んでくれる。
一緒に美味しさを噛みしめることができる。
来年のラマダン、私はラマダンするだろうか・・・?
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by coffeeshopdabada | 2010-09-07 06:09

Le Tajin

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“タジン”

モロッコ料理の代表、タジン。
日本で一度食べたことがありましたが、モロッコに来て週に数回は食べるようになりました。
写真のように、とんがった蓋が特徴。
ちびまる子ちゃんの“永沢君”のような形をしています。
その形は、蒸気が効率よく鍋の中をめぐるためであり、水がすくない国モロッコの生活の知恵が見えます。

さて、手順だけですが残しておきます。(味付けは、Hassan風です。)
Tagin de boeuf:牛肉タジン
・タジン鍋を熱し、サラダ油をひきます。
・千切りにした玉ねぎを、タジン鍋にしきます。
・タジン鍋の中央あたり、玉ねぎの上に肉をのせます。
・肉を隠すように、玉ねぎ・人参・ジャガイモ・オリーブ・香菜をのせます。
・その後に、別の容器で調味料(パウダー状のもの)を合わせ、タジン鍋にたらします。
 オリーブオイル 大さじ1
 塩 小さじ1
 胡椒 少々
 うこん 小さじ1/2
 アマトウガラシ 少々
 コリアンダー 小さじ2
・最後に、カップ1ほどの水を加え、蓋をして待つ。

肉が柔らかくなるまで待って完成。
肉によって、20~30分で完成するもの、1時間くらいじっくり煮るものがある。
スープをパンにしみ込ませて食べたり、パンと具を一緒に食べたり、とてもおいしいです。

日本では、タジン鍋がなかなか手に入りにくいと思うけど、あれば便利な調理器具だと思う。
簡単で、おしゃれ、そして日本人の口に合う。
ちなみにタジン鍋二人用は、20DH(200円)で買いました。 
タジン鍋がなくても、圧力鍋があればできる、タジン風料理を近いうちに紹介します。
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by coffeeshopdabada | 2010-09-05 21:57 | モロッコ・イスラム

La mère

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“母”

どこの国も“母”は同じだ。
いつも私の周りには、“母”がいる。

大学時代までは、実家で“おかん”に一人前に育ててもらう。
大学生活では、大阪で独り暮らし。
そこで友達のお母さん“おばちゃん”に、試合のたんびにおにぎりや弁当を持たせてもらう。
就職してからは、職場の主任や指導教官に、体を労わってもらい、弁当をもらったりおよばれしたり。

モロッコでも同じだ。
ラバトでのホームステイ中、体での会話で
“昼ご飯に、パン持って行ってもいい?”って聞くと、
“これも持って行きなさい”と、冷蔵庫からゆで卵を出してくれる。
最近は、大家さんの家でおよばれした後、
“あなたの分も、パン焼いたよ”って、パンを持たせてもらう。
さらに、近くにいるボランティアにも、出会って1ヶ月も経っていないのに、もうすでに、数え切れないほどご飯を食べさせてもらっている。

写真は、“ラマダン中の非常食に”と、最高のおにぎりを持たせてもらった時のもの。
モロッコに発つ日、おかんとねぇちゃんが、
“新幹線の中で食べて”
って、二人ともが弁当を作ってくれて、泣きそうになったこと。

今、親切にしてもらうと、今までお世話になった沢山の人の顔が浮かぶ。
常に私は、人に生かしてもらっている。
この恩返しをどうすればいいのだろうか・・・。
今は、“世話焼きなかぁちゃんになりたい”って、そんな風に思う。
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by coffeeshopdabada | 2010-09-02 04:56