カテゴリ:活動( 19 )

Saut à la corde

“縄跳び”

d0158171_7512561.jpg

ここモロッコでも、近所の女の子が時々遊んでいる。
スポーツテストを実施し、その結果から“跳ぶという動作を取り入れたい”と思い、近所で少し太めの縄を買ってみた。
1mが1DH(約10円)の縄を、2m50cmと3mの長さで買い、いざ授業へ。

d0158171_75220100.jpg

誰が一番長く跳び続けられるか耐久勝負をしたところ、
息を切らして喉を鳴らしながら跳び続けた彼女。
記録は1分10秒。
そこまで真剣に取り組む姿に、
中学校のマラソンの授業で生徒からもらった感動と同じものを受けた。
こんな風に、“何のために?しんどいだけじゃん”と、
冷めた奴らは言うかもしれないことに真剣に取り組む姿は、私に元気と勇気をくれます。
私もがんばろっと。


初めて縄跳びの授業をして感じたこと。
縄跳びって寒い時期にやってたよな・・・。
モロッコは今、夏を目前にしています。
季節違いかななんて思っています。
そして、縄跳びの授業を継続していく方法を今検討中です。
縄跳びには色んな跳び方があって、それを身につけてもらいたいんだけど、
すぐに飽きてしまう子供たち。
縄跳びの授業ってどうやって組むのかな。
中学校でやったことなかったなぁと、またまた考えだした私です。
[PR]

by coffeeshopdabada | 2011-05-29 07:54 | 活動

lancer la balle au but

“的当て”
ストラックアウトを真似て作ってみました。

d0158171_733329.jpg

この写真でわかるかな?
女の子が球を投げている先には、某番組で人気になった9個のマスに分けられた的があります。
モロッコに来て、ずっとやりたいなと思っていた遊びで、ようやく実現しました。
なぜ実現しなかったかというと、このボトルが集まらなかったのです。

d0158171_7345820.jpg

この的を作るのに必要なのは、5Lのミネラルウォーターのボトル。
このボトルは重宝し、我が家のごみ箱や収納グッズとして利用されています。
近所の商店でも頻繁に使われており、洗剤(液体・粉末)や油を入れて売っている。
ということは、生活の快適さが第一優先だったため、ようやく水の消費量が追い付いたのです。
モロッコ人は、基本的には水を買って飲むという人は少なく、一人でやっと消費しました。
こんな大きなボトルは日本に帰ったら見当たらないんだろうな・・・、そう思うと少し不便に感じる私です。

d0158171_7371687.jpg

さて、この遊びをする子供たちの表情は真剣そのもの。
私がこの遊びをどうしてもしたかった理由は、モロッコの子供たち、いや大人も含むが、彼らが投げるという動作が苦手だということに気付いたからだ。野球やドッジボールを小さいころからやってきた日本人に比べ、ボールを投げるということをしていないのだと思う。
小学6年生にソフトボールを投げさせると、一番遠くに投げた男の子の記録が21mでした。
少しでも彼らが投げるという動作を経験できたらなと思っている。

d0158171_740272.jpg

ボールを投げた後の“入ってくれ!”と祈る表情は、見ている私まで肩に力が入ってしまう。
子供によって表現は違うが、
投げる前に念力を込める子、
なぜだかボールをかむ子、
緊張する子、
色々だが、そんな真剣な表情に元気をもらった。

最後に、この遊び道具を作るのに、同職種のフレッシュ隊員が手伝ってくれた。
ボトルに熱したドライバーを押し当て穴をあける、私の考えもしなかった方法で完成してくれた彼に感謝!!
[PR]

by coffeeshopdabada | 2011-05-28 07:20 | 活動

la queue

“しっぽ”

中学校、小学校の授業で“しっぽとり”をしてみた。
中学生も高校生も、とても新鮮に楽しんでいる。

d0158171_5152585.jpg

中学校では、ハンドボールのアップということで、ムカデのようにつながってディフェンスのステップの練習になりますように、そんな思いを込めて。
すぐに飽きてしまうのは、日本もモロッコも同じだな。
飽きた時に、すぐに次のネタが出てこない・・・準備不足の私に反省です。


d0158171_5155658.jpg

中学校で、いつもの同僚ハッサンが
“新聞紙でしっぽを作ろう”
という提案をしてくれた。
ブチブチ切れてしまうのが残念だったが、それなりに生徒は楽しんでいた。
それをヒントに、遠く離れたエルフードという砂漠の近くにいる隊員の言葉をヒントに、新聞紙にガムテープを貼ってみた。
これはいい!!
引っ張っても切れないし、簡単に作れる。
この発明にヒントをくれた幼稚園隊員へ感謝!!
ありがとう。


小学校でのしっぽとりの失敗談。
子供たちが真剣に勝負しているのがわかるのだが、しっぽを自分のパンツにくくりつけ抜けないようにする男の子続出。
ここまでは想定しておらず、何本もしっぽが切れるという事件発生。

簡単に遊べる“鬼ごっこ”系の遊びをどんどんやっていきたいと思う今日この頃です。
[PR]

by coffeeshopdabada | 2011-05-27 05:12 | 活動

du tuyau

d0158171_224733.jpg

“ホース”

体育の授業で、“ラダートレーニング”を取り入れてから、しばらく経つ。
トレーニングと言えば過言かな、ステップ遊びだな。

子供たち喜んでやっています。
初めはホースとひもで作ったラダーを、頻繁に蹴っていたが、最近ではあまり蹴らなくなった。
そこには、いつも同僚ハッサンの適切な指示があるわけだけど。

授業を進めていく上で、伝えたいことをなかなか言えない自分は、
具体的な技術指導はほとんどできず、子供たちが喜んで体を動かしていたら良しとする。
そして、ハッサンが説明を付け加えてくれると、いつも自分に足りない部分を痛感する。

こうして日々自分の無力さを感じつつ、勉強させてもらっているんだなと、
今の状況に感謝する今日この頃です。
[PR]

by coffeeshopdabada | 2011-05-11 22:14 | 活動

un saltimbanque

“大道芸人”

私の夢は“大道芸人になること”
以前、頻繁に口にしていたこと。
最近すっかり忘れていたこと。
でも、先月のとあることをきっかけに、また思い出しました。


d0158171_81905.jpg

2011年4月23日、モロッコ国内の日本語学習者が出場する“日本語スピーチコンテスト”に行きました。
この大会は、JICA日本語教師ボランティアの方や、JICA以外の日本語教師ボランティアの方が中心となって、運営されました。
その大会に参加したモロッコ人日本語学習者の皆さんは、日本語を習い始めて半年~3年程度で、日本語を上手に話していました。
気持ちのこもった抑揚のある語りかけは、彼ら自身の努力と、先生方の熱意が感じ取れる、とても素敵な時間でした。
会場に両国の国歌が流れ開会し、2011年3月11日に日本の東北地方を襲った巨大地震への黙祷から大会は始りました。
遠く離れたアフリカの地で、ここまで熱心に日本のことを学んでくれていることに感動しました。


d0158171_8194649.jpg

大会の中には、休憩時間にいくつかのアトラクションが準備されており、会場の皆さんに、日本の文化を伝えるとともに、楽しんでいただく時間が設定されていました。
その中の一つに、“けん玉”というものがありました。
“けん玉”を披露するのは、私です。
さてさて、日本人ならほとんどの人が知っている“けん玉”、どのように披露すれば会場のみなさんは楽しんでくださるのでしょうか・・・?
悩みました・・・。
“会場は、日本語が通じるモロッコ・・・、日本語で説明する??”
“会場には、日本語を習っていない方も沢山いる・・・フランス語で説明??”
“何の言葉を使っても、何だかしっくりこない・・・”
“音楽つける??”
“けん玉の緊張感が、ちょっと伝わらない??”
・・・・・
最終的に、
“言葉を一言も発せず、体でけん玉を伝える5分間”
にしてみました。

少し震える手で、昔身に付けた技を披露。
ちょっと遊びの要素も交え、会場の皆さんと無言でのも会話ができたように感じ、自己満足です。

ふと思い出したこと。
“私の夢は大道芸人になること”

日本語教師の方に依頼された今回のパフォーマンスは、私の夢を実現させてくれた素敵な機会だった。
モロッコに来て一つ、自分の夢が叶いました。
素敵な機会をありがとうございました。


d0158171_8203331.jpg

スピーチコンテストを終え数週間して、日本語学習者の教室に、“けん玉教室”を開きに行ってきました。
スピーチコンテストで、けん玉のデモンストレーションを見ている学生さんも多いため、けん玉に興味深々でした。
“けん玉は、地味で意外に難しくて、魅力を伝えるのが難しいのでは・・・?”
そんな風に思っていた、けん玉の得意な私は、この“けん玉教室”で、“けん玉”の魅力は伝わるものだ!!と再認識しました。
また機会を見つけて、一緒にできるといいなと思います。


“大道芸人”への道は険しいぞ~。
日々、少しずつでも密かに練習をしようかな・・・。
最近さぼっていたので、これを機会に・・・。
[PR]

by coffeeshopdabada | 2011-05-10 08:54 | 活動

la peinture

d0158171_9591270.jpg

“ペンキ”

もう気づけば1ヶ月も前のこと。
4月3日から12日の間の10日間、モロッコの教育機関は春休みでした。
そして、その間に活動先の中学校で、
“教室に絵を描いて、ペンキで塗る”
という作業を、中学校の先生とアソシエーションの人を中心にして、
子供たちと一緒にするという予定でした。

その作業の手伝いをするために、私は数ヶ月前から
“春休みはペンキ塗りで、ヘトヘトになるまでペンキを塗る!!”
そんな風に、覚悟を決めていました。

しかし、春休みに入る直前から、
“ペンキ塗りが本当に行われるのか!?”
雲行きがあやしくなっている雰囲気を感じ取ることができました。

一つは、中心になって働く先生が体調を崩し、自由に動けない。
もう一つは、ペンキを大量に購入しないといけないのに、ペンキを買うお金について話をして、
お金が集まらない・・・という話をちょくちょく聞くようになった。

ということで、春休みを迎えても、“ペンキ塗りを実行する”と言う先生の言葉を、
信じずに学校に足を運ぶ・・・。
1日目、まだペンキがそろわないので、集まった子供たちは、歌を歌ったり踊ったり、
キャンプを楽しんでいます。
2日目、まだペンキが来ません・・・。
3日目、ペンキがないから、ペンキ塗りは延期!!
子供たちを100名くらい先生たちが集め、キャンプになりました。

ペンキ塗りを、10数個の教室全てでするということで、友達ボランティア2名に助けに来てもらったけど、ペンキ塗りが無くなりました。
予定は未定!!
こんな日々に、あまり動揺しなくなった自分がいます。

が、せっかく来てもらった友達と、何かキャンプの子供たちにしよう!!ということで、
“折り紙教室”をしました。
同僚の先生がアラビア語で指示をしてくれて、私のつたないフランス語でも、
“かぶと”と“つる”が完成。
紙切れ一枚だった紙が、立体的なものになる瞬間、子供たちの目は輝いていました。

ペンキ塗りを予定していた春休み。
予定は変わったけど、楽しい時間を友達ボランティアと一緒に作れたことに満足しています。


d0158171_100245.jpg

4月23日(木)私立小学校で、“折り紙・けん玉教室”
同僚の先生の娘さんの通う学校の先生から依頼され、同僚の先生、そして隣街のボランティア2名にも協力していただき、一緒に1時間半程度の活動。

みなさんの協力のおかげで、ここでも子供たちのキラキラした目を見ることができました。


“折り紙”  “けん玉”
自分にとっては、驚きのないありきたりなもの。
でも、新鮮に楽しんでもらえるものだと再確認しました。
[PR]

by coffeeshopdabada | 2011-05-01 10:35 | 活動

La naissance

d0158171_4162345.jpg

“誕生”
モロッコに来て、ずっと苦しかった日々が続いていました。
しかし、ようやく自分がすべきことが明確になり、日々前向きに活動できそうです!!
折しもモロッコでは、“プロフェット(預言者) モハメッドの誕生祭”で、学校現場は5連休です。

この連休は、ゆっくりと語学勉強と活動準備にあてようと考えていましたが、
同僚の先生たちが入っているアソシエーション(青年活動団体・・・?)のプロジェクトに参加しました。
それがこの写真。
4月に学校の教室中に同じように絵を描くので、今回はモデル教室を作るというのが目標でした。
図書室の全面に、美術の先生の指示のもと色を塗り続ける。
2月16日(水)15:00~23:00
2月17日(木)15:00~22:00
2月18日(金)15:00~24:00
2月19日(土)12:00~17:00
かなりの長時間の活動で、疲労困憊ですが、一緒に何かを作り出すことができて、大満足です。
4月1日~10日が、この中学校の春休みです。
モロッコの隊員さんで、興味がある方!!是非声をかけてください。
一緒にペンキ塗りましょう!!
手伝ってくださる日本人、大歓迎!!ということです。

d0158171_4251382.jpg

さてさて、モロッコにきて7ヶ月間、ず~っとグズグズ考え込んでいた私です。
その私を導いてくれたのは、やはりこの人でした。
ダバ誕生のページを開いたのは、やはりこの人、カウンターパート(共に活動する同僚)でした。
5ヶ月間にわたる授業見学で、自分の役目が無く、ただ苦しいだけの活動の末、
ずっと我慢していた言葉ですが、
“日本に帰りたい”
充実感のない日々に、思わずつぶやいてしまいました。
日本から
“先生、高校合格したよ!!”
“バレー部の子供たちは、バレーを引退しても、真面目に頑張ってますよ。”
そんな言葉が、モロッコで何もしていない私にとどめを刺したのでしょう・・・。
そして、
“私の活動に、必要性を感じないと思うんだけど・・・”
と、同僚に突然相談しました。
いつもながら彼は真剣に、冷静に答えてくれました。
“モロッコで、日本式の授業をやったらいいじゃないか。”
“モロッコの中学校で授業をするという、経験を積みたくないのか?”
・・・・・
これから、週に何時間かは、私がメインで授業をすることになりました。
今までも、何度か言われたのですが、自分の立ち位置が分からず、断っていました。
いや、毎日見学に行くもんだから、自分のするべき時っていうのが分からず、急に授業を丸投げされたり、授業を休まれたり、腹を立てていました・・・。
でも、自分の担当授業を明確にできたので、気持ちがすごく楽になりました。
これからは、授業のためにも、フランス語を勉強します。

d0158171_426374.jpg

そんな風に、自分の活動が明確になったけど、自分の中ではひっかかていることがひとつ。
どうも腑に落ちず、何をしていても頭の中で考え込んでいたことがあります。
彼に言われたこと。
“7ヶ月たったのに、フランス語の成長が遅いな・・・。
 フランス語の勉強がんばれ!!
 フランス語の先生が良くないんじゃないのか??
 机で勉強してるだけじゃダメだぞ。
 実際に会話にならないと意味がないぞ。”
いや、私、毎日自分では勉強しているつもりでしたけど・・・。
今の私の先生、色んな話をしてくれるから、否定されるとショックですけど・・・
実践が大事ってのは分かりますけど、彼とずっと行動してると、男と女なので良くないと奥さんに言われましたけど・・・。
は~・・・

こんなことが頭の中で四六時中グルグルと回っていました。
でも、色塗りに集中するこの時間は、無心で作業する久しぶりの時間で、実に充実した時間でした。
そして、集中した作業を終えてふと気付いたこと・・・
モロッコに来てからすぐの頃は、自分から積極的に話しかけて、上達しようとしてたなぁ。
毎日大家さん家に行って話をしてた。
今は、その気持ち忘れてた・・・。
彼に言われた言葉は、そうとう私をいらだたせたのですが、
結局は、私を前向きにしてくれるものとなり、言ってもらってよかったなと感謝している自分です。

人見知りしてしまう自分ですが、実践あるのみ!!
机での勉強と、人との会話で、フランス語がんばります!!

d0158171_439161.jpg

最後に、モロッコの学校には体育館がありません。
マット運動も外でやっています。
こんな風に“青空体育館”です。
同僚の彼に見てもらいながら、教育実習生のように、これからは授業を見てもらいます。
体育教師、第2期教育実習開始!!
[PR]

by coffeeshopdabada | 2011-02-20 05:49 | 活動

La position

d0158171_7263391.jpg


“立場”

私は、何のためにモロッコに来たのか・・・。
モロッコに来て、何度こんなことを心の中でつぶやいただろう。
“ボランティア”という立場が、自分の中で整理できていない。

私の毎日は、カウンターパート(同僚の先生で、特に私の面倒をみてくださる人)の中学校に、その先生の授業がある時について行く。
私自身の公式な活動時間は、火曜日と金曜日の午前中の2クラスのみ。
一体何を毎日しているんだろう・・・。
カウンターパートがグランドを離れ、私に授業を丸投げすることもあった。
一緒に出勤すると思いきや、別の仕事があると言われ、更衣室のカギを渡され1人で行ったこともある。
そんな時、生徒には思い通りに指示は通じない。
そして、実技の時間なのに、説明の時間がやたらと長くなり、私も嫌だし生徒も嫌だろう。
1人で授業もできないボランティア教師・・・。
ボランティアは、モロッコの先生と一緒に授業をするから、日本の考えや技術を伝えることができる・・・。
だから先生、一緒に授業をしよう・・・。

自立するよう求められているように感じる日々。
でもそれはボランティアの求める姿ではない。
自分の無力さを慰めているように感じるかもしれないけど、そうしたい。

最近はバレーボールの授業も、ゲーム形式になってきた。
言葉をしゃべれない私は、ゲームに参加し、ラリーが続くようにプレーする。
しゃべれない、何しに来たのか分からないボランティア体育教師も、運動神経はいいと株が上がる。
カウンターパートは、グランドから離れ、生徒と一緒にバレーをする私。
伝えたいことがあっても、伝えられず、ただ一緒にバレーする私。

何なんだろうこの立場。


小学校でも、月曜と水曜の午後に授業をしている。
一緒に活動するのは、中学校教師であるカウンターパート。
モロッコの体育授業を知っている先生なので、心強い。
私が提案したことを、簡単に説明するだけで理解し、子供に伝えてくれる。
でも、説明する前に、私がフランス語で、ダメ元で子供に説明。
通じない・・・。
私のフランス語あやしいよ・・・、しかも子供たちも、フランス語習い始めたところだよ。
自分の無力さを痛感する。

何なんだろうこの立場。


小学校には、何一つ体育用具がない。
グランドはある。
体育を教える先生もいない。
そこに私とカウンターパートで行く。
そこで私ができることは、道具を作ること。
空のペットボトルを集めて、コーン代わりに使えるようにする。
古新聞をもらって、ボールを作る。

モロッコの先生たちは、こんなもの作らず、新しいものを買って授業をするんだろうな。
でも、政府が買ってくれないから、体育をしない。
何なんだろうこの立場。
[PR]

by coffeeshopdabada | 2010-12-20 07:38 | 活動

Le bilboquet

d0158171_631306.jpg


“けん玉”

フランス語にも、“けん玉”という単語があるらしい。
なぜなら、けん玉の発祥はフランスであるから。
(形や大きさは、日本と違っていたし、他の国が発祥の地という説もありそう・・・。)

さて、最近、私のかくし芸である“けん玉”が、少しずつ活動として動き出している。
雨の日の体育の授業や、日本文化紹介での“けん玉教室”など。

そんな風に、けん玉に触れる時間に思い出すこと・・・
“あせらず、あわてず、あきらめず”

これは、日本けん玉協会が、“けん玉道”の中で大切にしている教えである。
私は、小学5年生と6年生の頃、このけん玉に夢中になった。
あんな“おもちゃ”のけん玉から、私は多くのことを学んだ。
器用さ、集中力、継続力、自信・・・。

けん玉をする時に、“あせったり、あわてたり”すると、技はほとんど失敗する。
そして、“あきらめたら”そこで終わりだ。

モロッコに来て、時々、自分に言い聞かせている言葉、
“あせらず、あわてず、あきらめず”

そんな忍耐を必要とする日々の中で、見えてきたことがある。
少し、モロッコの教育現場や社会を、否定的に表現することになるだろし、私が関わっている、ほんのわずかな人しか知らない私の意見だが、書いておこうと思う。

①教師の威厳は、体罰にあるのだろうか・・・
私の職場の中学校で、頻繁に目にするもの。
 例.バレーボールを足で蹴った生徒に対して、
   指や手、肘の関節を利用して、痛みを与える。蹴る、たたく・・・。
 言い分.誰かを見せしめにして、他の生徒がまねしないようにする。
 私見.口で説明することで、ほとんどのことが解決できるのではないかな。
    これがモロッコのやり方だとしても、私は嫌だな。

②授業、生徒は、先生にとって、第一優先ではない・・・
お客さんが来れば、授業はそっちのけ。
 例.担当授業の生徒は、ほったかされ、先生たちはグランドにこない。
 私見.その時でないと、お客さんや先生たちがいなくなるから、そうせざるを得ない。
    授業以外のことで、仕事をすることが、学校にとってプラスになることもあるから、
    そうせざるを得ない。・・・でも、子供たち、かわいそうだよ。

③ストライキ・・・
モロッコでは、労働条件が悪く、ストライキという方法で、改善を求めることが多い。
 例.先週の木曜日と金曜日、学校はお休みでした。
 言い分.ストライキ分の給料を引かれたため、その給料を取り返すために、さらにストライキ。
 私見.根本的には、教育にお金をかけない政府に問題がある気がするけど、
    犠牲になるのは子供たち・・・。

④失敗を怒鳴る・・・
 例.バレーの授業でのこと。試合形式で授業を進め、
   飛んできたボールをうまく処理できなかったら怒鳴る。
 言い分.生徒たちは3年生。1年2年とバレーを授業で習っているのに、
     なんでできないのか理解できない・・・。
 私見.できなくて普通だと思いますが。頭で理解していても、体では表現できない・・・。
    “体育は実技が大事”と、ずっと言っている先生方なら、それを克服するプログラムを考えて、
    上達するよう工夫したらどうでしょうか・・・。

モロッコでの生活が長くなり、今まで見えていたことに対して、自分の思いが生まれてくるようになった。
そして、先生に私の思いも伝えられるようになってきた。
“あせらず、あわてず、あきらめず”
そんな日々の中で、少しずつ見えてくるものがあります。


写真のけん玉は、日本けん玉協会が30本、モロッコに来る私に寄付してくださったもの。
モロッコの人たちに、けん玉を普及するために寄付されたもの。
毎日けん玉に触れることが、いざという時のパフォーマンスを左右する。
そんな思いから、最近は毎日1本持ち歩き始めました。
[PR]

by coffeeshopdabada | 2010-12-13 08:56 | 活動