カテゴリ:活動( 19 )

L'équipe

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“チーム”

1年8カ月の任地生活で、もっとも時間を費やした事は“語学”です。
しゃべれなきゃ、仕事もなにもできたもんじゃない・・・。
海外に住めば、自然に外国語がしゃべれるようになる・・・。
そんな夢みたいなこと、誰が言いだしたんだろう・・・。
全くの嘘。勉強しなきゃしゃべれないまま・・・。

この写真は、私が一緒に勉強を続けてきた“チーム”です。
中央が先生です。先生は語学だけじゃなく、知識が豊富で、授業中のメインは“雑談”という日が多かったです。
とは言え、雑談と言っても高尚な雑談で、モロッコの事やイスラムの事を理解する有意義な時間でした。
一緒に勉強をしたSV(シニアボランティア)さんが、知識と好奇心の溢れるかたで、おかげでいつもいつも知ることばかりで、語学+新たな学びができることが最高に楽しかったです。

この先生との授業も残すところ明日の1回。
日本に帰ると、フランス語から離れてしまうだろうなぁ。
そして、刺激的な授業ももうなくなってしまうなぁ・・・。
寂しいです。

日本での目標のひとつ。
モロッコで出会った人とコンタクトを細く長くとり続ける。
ここでの出会いを失くしたくない。
そして、フランス語とのつながりも切りたくない。
日本の生活に戻れば、決して簡単じゃないことは理解しているつもりです。
でも、私の目標の一つにしたい。

一緒に勉強できる仲間、先生との素晴らしい出会いがあったので、私のモロッコ生活が成り立った。
本当に感謝しています。
明日の最終授業、何の“雑談”しようかなぁ。
宿題も出ているけど、“雑談”希望します。
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by coffeeshopdabada | 2012-03-08 07:23 | 活動

La larme

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“涙”

またまたこの時期がやってきました。出会いあれば別れあり。
モロッコの皆さんとの別れを、日々意識しています。

振り返れば、2年前の今頃、中学校で、同僚の先生方や子供たちの前で涙を流したな・・・
そんなことを思い出しています。そして、今も・・・。
私は人生で一体どれだけの涙をながすんだろうか・・・。
涙腺の弱い自分が嫌だなと思うと同時に、涙を流すほどの関係をみなさんと築けたことが幸せだったなと、ふとそんな幸せをかみしめています。

今日、モロッコで1年8ヶ月間籍を置いていた教育委員会で、自分のやってきたことを報告し、モロッコでの活動もほぼ終わったかなと、一息ついているところです。

上の写真は、私の人生で大きな出会いと言い切れる、いつも私を応援してくれている方から、日本を発つ直前にいただいたメッセージです。
モロッコの家にずっと貼っていて、心の支えになった大切なものです。
でも、帰国の荷物を作る中で、モロッコの先生に思い出の品としてプレゼントすることに決めました。
フランス語で、先生方が何となくわかるよう意味を添えてプレゼントしました。

“七転八起 なんとかなる・・・ どんなに長い雨も いつかはやむ”

今の私に、ずしっと響く言葉です。
この2年間で、どれだけ私は転んだのでしょうか・・・
今、モロッコを去ることが目前になり、気を張り続けていた自分に、ようやく気付くことができています。
振り返ると、1年目は、本気で日本に帰りたいと思って、泣いたこともありました。
自分の無力さに、毎日毎日もどかしく、歯がゆく、悔しい思いをしました。

でも、転んだ私を、いつも優しいモロッコの人たちが助けてくれました。
だから今、私はまた泣いています・・・。

海外に生活し、現地の皆さんと生活し、仕事のようなことをすることは、想像以上に厳しい物でした。
特に、私のように語学の乏しい人間にとっては、今さらですが、
“よく そんなんで 海外に暮らそうと決意したな・・・”
と、何も考えていなかった当時の能天気な自分を、“すごい!!”と我ながら感心します。

日本で働くことも、違った意味で厳しいですが、この2年間、異国の地で大きな経験をできたことは、本当に大きな経験だと感じています。
そして、モロッコの小学校に、同僚として付き合ってくれる仲間が出来たことが、日本に帰る自分の大きなお土産かなと思います。


このブログも、そろそろ終わりかなと考えています。
あと数回更新して、終わりになると思います。
いつも離れたところから応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。


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みなさんが応援してくださった“ダバ”は、今、モロッコで出会った方々と別れるのが寂しくて泣いています。
まだまだ未熟で、無力だなと感じますが、無事、笑顔で帰れそうです。

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決して、どこの学校でも活動がうまくいったわけじゃないです。
ま、仕方ない。
でも、未熟なりにもがきながら踏ん張りました。
そんな思い出を持って、日本へそろそろ帰ります。


あと数回、ブログは更新しようと思いますが、今回はこれで・・・。
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by coffeeshopdabada | 2012-03-01 08:10 | 活動

Les échanges

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“交流”

ついにやりました。
日本の小学校とモロッコの小学校を
インターネットでつないだ授業。

これを実現できたのも、
沢山の人の協力のおかげです。

交流をしたのはモロッコの時間
12月15日朝8時20分~9時00分。
それまでに、モロッコの先生ははりきって
モロッコの紹介を沢山考えてくれました。
そして、発表する生徒も練習してくれていました。
それを見て私は・・・。
おそらく時間がたりなくなるだろうけど・・・
そんなことを言いだせず、本番を迎えました。

当日、思った通り時間が足りず、、、
自分の指示不足と、終わった時は
かなり落ち込みました。
しかし、モロッコの小学校を日本とつないだ第1歩、
さらに、運よく、イギリス、台湾、ベトナム、との
交流の様子も見学できたことは、大きな一歩!!そう自分に言い聞かすも、自分で納得できず・・・。

“負け試合”の後の、必死の練習みたいな感じで自分のできることを考えました。

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交流授業に参加してくださった5年と6年の先生に、
“交流授業に協力してくれてありがとうございました。
 日本のことを紹介したいから、これを教室に貼ってもらえますか?”

そんな風に、必死で作った掲示物を持って行くと、喜んで貼ってくれました。
さらに、お願いしようかどうか迷って言えなかった、
“これを使って授業してくれますか?”
という言葉の必要もなく、私が教室へ行くとすでに授業が始まっていました。

徹夜で作った掲示物、モロッコに来て初めて日本並みに働いた感じの達成感。
先生が嬉しそうに紹介してくれた姿が、本当に嬉しかったです。

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子供たちは、初めて生で体験する異文化交流を、本当にキラキラした目で楽しんでいました。
自分が知っている日本のことを言ったり、
自分が気になることをアラビア語で先生に言って、“ね、それフランス語で聴いて!”
なんて言って、和気あいあいとした楽しい時間でした。
さらに、“日本の歌を歌って!!”と、私の苦手な事を言ってきました。
モロッコの子供たちは、みんなの前で一人で歌うことを、恥ずかしく思わない子が多いです。
“私がモロッコの国歌を歌うから、その後に日本の国歌を歌って!!”
と言って、女の子が二人出てきて歌ってくれました。
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二人が歌い出すと、クラスのみんなも合わせて歌い出し、“ブラボー!”の一言です。
その後、私には逃げる余地がありません。
・・・
“日本の歌で一緒に遊ぼうか・・・”
と、短く簡単な歌で・・・。

“幸せなら手をたたこ! 幸せなら手をたたこ!
 幸せなら態度で示そうよ、ほらみんなで手をたたこ!!”

と歌いながら、自然にみんなの手拍子が合い、何とか逃げ技成功。


と、こんな風に、今週は敗戦からの盛り返しで、精神的に疲れた1週間でした。
久々の徹夜で風邪気味・・・。
金曜の夕方6時から、めまいがするので夕食も食べず寝てみると、
起きたら、土曜日の朝7時半・・・。


浮き沈みのある毎日が、満足感を持って終えられた土曜の夜。
穏やかに眠られるような気がします。

今回の交流を実現させてくださった、日本の先生方、
モロッコのムアヒディン小学校の皆さん、
日本紹介の掲示物を作るのに協力してくださった、日本の姉とママ友の皆さん、
ありがとうございました。
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by coffeeshopdabada | 2011-12-18 06:20 | 活動

La randonnée

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“遠足”

モロッコでの毎日の生活は、“遠足”のようだ・・・なんて、最近感じます。
落ち着いて振り返ると、毎日何かが起きる・・・。

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水曜日の夕方、ドッジボール大会を終えると

“ハリラを飲んで帰りなさい!!”

という、嬉しいお誘いをいただきました。
この日のお昼ごはんもご馳走になっていたのに、遠慮無くご馳走になりました。
そして、ハリラを飲み終えると、

“ヘナをして帰りなさい!!”

という、これまた嬉しいお誘いをいただきました。
モロッコの女性は、お祝い事のときに“ヘナ”という植物の葉を乾燥させて砕いたパウダーを使ってタトゥーをします。
この日は、イスラム暦の新年を迎えて10日目ということで、
この家の女性が“ヘナ”をたってもらうために、
“ヘナ”の上手な女性に家へ来てもらっていました。
そこで、私もやってもらったということです。
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注射器から泥のようなものを押し出し、
上手に模様を描いていきます。
その後数時間置くのですが、
手を使った作業がその間
全くできないのが辛く、
2時間で洗い流してしまいました。
もっと時間をおけば、
もっと濃く染まったはずですが、
耐えられませんでした。
ということで、少し薄くなりましたが
初めての“ヘナ”の体験です。



そんな水曜日を終え、次は金曜日の事。
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17時30分に体育を終え
バス停へ行きました。
覚悟はしていたものの、
この日の雰囲気はいつもと違う。
バスが動いていないのです・・・。
何かがあったのでしょうが、
待つしかない。
待つこと1時間半。
ようやくバスが来ても、
私のような“戦う気のない者”
には乗車できるはずがありません。
そしてさらに30分待ち、帰宅しました。

この日は、夕方、大学生が大学行きのバスを増やすことを要求するデモを、道を封鎖してやっていたそうです。
学生は、前払いで定期券を買っているのにバスがない・・・。そりゃデモも必要ですね。

そして、日曜日。
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活動先の1つの小学校の女性の先生方と、ウォーキングのお約束をしました。
女性の先生方は私に、

“私たちの授業はいつ~??”

と、冗談っぽく言っていました。そして、先週私があることを提案しました。

“アガディールの海沿いの山に歩いて登る事が、私の小さな夢なんだけど・・・”

と言うと、

“次の日曜に登ろうか!!”

ということになり、でも、初回から坂道を数時間歩くのはしんどいから、初回は海岸をのんびり歩くことになりました。
アガディールの広~いビーチの、ほぼ端から端までを一往復して終了となりました。
往路1時間、カフェで1時間、帰路45分というコースで、
普段の日曜は家にこもって勉強していた私には、ポカポカ陽気のとっても気持ちのいい日曜でした。
次の日曜は、写真に写っている山に登ります。一体何時間かかるのかな??
天気がいいといいなぁ~。



ただ、、、、
“家に帰るまでが遠足ですよ・・・”
この後の帰り道、先生方と別れてバスに乗りました。
すると、あるバス停にバスが止まって、乗客が降りる頃に事件は起きました。
40歳くらいのおじさんが、私のリュックの上に自分のリュックをかぶせて、その下で何かごそごそしているじゃありませんか。
よくあるスリの手法を使って、私のリュックのポッケを物色中。
ということで、私は小さな声でこのおじさんの目を見ながら

“tu es voleur(あんた泥棒)”

と言いながら、肘でおっさんの腹に軽く攻撃しました。
その後すぐにバスがバス停に到着し、おっさんはシラ~っとしてバスを降りて行きました。
降りて行ったあと、お隣のモロッコ人に、

“あの人泥棒やったで。ほら!チャック開いてるやろ~。何にもとられてないけど、あの人泥棒やわ”

と言って、少し自分の気持ちを落ち着けました。

ポッケの中には、この日先生からもらった美味しいチョコレートが入っていただけ。
貴重品は、リュックの奥の方に入っています。
普段から続けていることですが、面倒ですが続けていこうと思います。

普段の何気ない毎日が、普通じゃない毎日。
毎日が“遠足”。
そんな風に思えるよう、心に余裕を持ちたいと思います。
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by coffeeshopdabada | 2011-12-12 16:55 | 活動

Le petit championnat

“ミニ選手権”

ドッジボールのルールを子供たちに仕込む毎日の活動で、彼らもようやくルールをマスターしてきた。最近気づいたことだが、子供たちが理解できないのは、単に私の言葉の問題ではないような気がする。クラス単位で遊ぶことを、あまり経験して無いのではないだろうか。そして、ボールを手で投げるなんて、さらに経験していない・・・。
やってみて見えたこと色々あるけど、必死でルールを教え込んだのは、

“ミニ選手権”

という名の、ドッジボール大会をしようと試みたからだ。
日本ではお馴染の、球技大会やスポーツ大会のこと。

普段、体育の授業に参加していない子供たちも、各学年ごとに担任の先生と一緒にドッジボール大会。

当日を迎えるまでに、担任の先生がどれだけ協力してくれるかわからないため、色々と小さな根回しをしてみました。

子供たちだけでも、できるだけルールを把握してもらいたい・・・。
そんな思いで、勝手に貼り付けました。
そして、先生たちには、教室でチーム分けをしてもらい、少し意識を向けてもらう・・・。
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掲示物をどれほど見るのかは分かりませんが、子供たちは意外に見る・・・
それは日本の職場で感じたこと。期待をこめて・・・。
先生にも見てほしかったけど、おそらく見てないだろうな・・・。
そんな手ごたえでした。

さて、月曜日に5年生。水曜日に6年生。
久々に、少しドキドキして当日を迎えましたが、月曜はカウンターパートの中学校体育の先生が全部をしきってくれ、子供たちも楽しそうに、負けて悔しそうに、先生は子供たちの満足そうな様子に飲み込まれ楽しさの感染。
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水曜日は、来るはずだった中学校体育の先生が車のパンクにより急に来れなくなりました。
来るつもりで気楽に構えていた私でしたが、担任の先生に必死で説明して何とか終えました。
パンクの知らせに気付いたのは、全てが終わって帰るころでした。
ということで、担任の先生に、ドッジボールの説明をしつつ、不十分なことが目に見てとれるので、普段の授業でドッジボールを仕込んだ子供にお願いして、先生に説明してもらいました。
“ミニ選手権”が、失敗で終わるのか?!
そんな不安がよぎりましたが、担任の先生と子供たちの協力のおかげで、何とか終了。
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全ての試合が終わり片づけて帰るころに、子供たちが先生に何やら交渉をしています。
“1ヶ月後か2ヶ月後に、第2回をやって~!!”
“授業中でもいいし日曜日でもいいから、2回目をやって~!!”

JICAボランティア・・・。
先生たち自身が、体育の授業をどうすれば実行するだろうか?
教育委員会で話し合っても、机上の空論。
小学校の先生と授業するはずが、結局私はひとりで授業をしています。
教育委員会が、本気じゃないよね。
ま、期待されていないってことでしょう。
ただ、子供たちと一緒に先生が楽しい時間を過ごして、第2回をやろかぁ~
なんて思って先生が動き出してくれれば嬉しいです。
子供たち、教室で担任の先生に、“ミニ選手権楽しかった!!”“またやろ~!!”って、一杯言うんやで~。言いすぎたら怒られるだろうけど、そうやって先生を動かしてくれ~!!
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by coffeeshopdabada | 2011-12-08 07:27 | 活動

la trace

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“足跡”

言葉を自由に操れない私が、
小学生と一緒に体育をする。
うまく行ったり、うまくいかなかったり、
喜んだり、落ち込んだり、
ドアを思いっきり閉めたくなったり、
ドアが壊れるからやめとけ
と言い聞かせる自分がいたり・・・。

そんな毎日です。

今日は、腹を立てた日でした・・・。

そんな毎日の積み重ねが、
子供たちとの何かつながりができる、
そう信じてやっていきましょう。


授業を始めて3週間。
モロッコ版 前ならえ は、
定着してきています。

人の話を聞かず、好き勝手する奴、相変わらずいます。
そんなこんなで、今日の最後は、学校のガードマンを呼んできて、
通訳をお願いして終了。

“授業中に邪魔をする・・・
 人の話を聞かない・・・
 友達とケンカする・・・
 そんな子たちと、授業したくない。
 そんなんなら、もう体育しに来ません。”

最近の必殺技です。
大人げない私ですが、本心です。
小学校の先生が同席せず、私だけの授業。
いつだってやめてやる!!


そうすると、帰りがけに私の言葉を理解した子や、
後悔する子は、“ドキッ!!”とした表情になります。
大人げないと、少し反省しますが、
子供同士のけんかのようにやり合う方法しか持っていません。

来週はどうなるか・・・。
私の“足跡”はまだまだ薄く細い。
少しでも濃く、太く!!
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by coffeeshopdabada | 2011-10-28 03:51 | 活動

au vestiaire

“更衣室で・・・”

ただいま、めずらしく我が家は停電です。
理由は分かりませんが、家も近所も停電です・・・。
すぐに電気が来ることを期待し、何もできないのでブログでも更新します。

さて、ようやく活動が本格始動しました。
新学期が始まり、体育の授業をする小学校にあいさつして回り、ようやく時間割が決定し、今週から授業が始まりました。
とは言っても、月曜日にひとつの小学校に行ったら、
“え?今日からだった??”と校長先生・・・。
次の回から始めることができました。

さて、新年度になり、私はモロッコ人の先生と授業をするはずでしたが、案の定授業は私ひとりでやることになっています。
時々、授業時間に子供と一緒に体育をしに来る先生がわずかにいますが、授業は私にお任せで消えてしまいます。
一人の先生は、“今日は1回目だから、顔を見せに来たけど、次回からは来ないわよ!!”と宣言されました。

さて、昨年度の私は、“なぜ私は一人で崩壊授業をしなければならないのか・・・”そんな風に考え、自分が求めてきた状況と現実との狭間で、いらついていました。
しかし今年の私は違います。一言で言えば、あきらめの境地です。
モロッコの先生たちは、体育の授業をしたがらない、教育委員会に行って、状況を変えようとして相談して環境を整えたように見せても、現場に行けば同じ。授業は外国人の私に丸投げ。
体育をしに来た外国人に、自分の生徒が体育を受ける。
決して自分が体育をしようとは考えていません。

はい、ダラダラ書きましたが、今年は当たって砕ける日々です。
モロッコに来て、フランス語は勉強してきて、日常生活は何とか過ごせます。
しかし、アラビア語は未だに初心者。
小学6年生は、私のフランス語の意図をくみ取ってくれ、大きな問題無く体育ができます。
5年生、4年生、3年生になると、この順で段階を追って、悲惨な結果です。

そして今日・・・。“更衣室で・・・”

今日の授業は午後から3クラス。
初回ということもあり、思うように行くわけもなく、でも何とかウォーミングアップと鬼ごっこをして、思いっきり子供たちは汗をかいて、何とか家へ追い返しました。
しかし、私の怒りは頂点に!!
はらわた煮えくりかえっています。

私、こういう時・・・物に当たってしまいます・・・。
恥ずかしいですが・・・。
更衣室の前に置いていた椅子、子供たちもいなくなり、蹴飛ばしてしまいました。
自分が痛いのは知っているのに、左足の甲で蹴りあげてしまいました。
更衣室に入って、まだまだ怒りは収まらず、ペットボトルと椅子がもう一度ずつ飛びました。
そして最後に、更衣室の扉を内側から勢いよく、強い力で締めました。

・・・・。

恥ずかしながら、荒れ狂ってしまいました・・・。

こんな姿は誰にも見せられない、そんな思いで更衣室の中で自分の気持ちを落ち着かせ・・・、そろそろ出ようとした時・・・。

扉を開けようとしたら、扉のノブが壊れているもよう。
中から開けることができません。
扉を蹴るも、たたくも、誰も気づいてくれません。

時間は経過し、生徒たちが全員下校。
先生たちも同時に帰宅・・・。
“私、更衣室で夜を超すのかしら”、決して死ぬわけではないけど、嫌だ!!と、一気に焦ります。
さっきまでの怒りなんて、どっかに行ってしまい、そこまで怒りちらして、この状況。
自分に笑ってしまいます。

そんな時、近くにあるトイレに男の子が来て、大きな音や声で助けを求めるも、彼は去って行きました。おそらく彼が最後であった・・・。
このまま朝まで“更衣室で・・・”なんてドラマのようなシナリオを考えたものの、私の手元には携帯電話。
校長先生に電話し、学校の警備員のおじさんに電話してもらうよう頼みました。
校長先生は、学校にはおらず、遠く離れた街にいて、“俺は何もできないよ~”なんて言われた時には、どうしようかと思いましたが、隣の小学校の校長先生に電話をしてくれたようで、更衣室を外から開けてくれた時は、その校長先生と警備のおじさん、そして、近所に住む男の先生の3人がいました。

“更衣室で・・・”
今の自分のおかれる環境に怒りを爆発させていた私が、出る時にはそんなことを忘れ、とにかく“開けてくれたことに感謝”していた私です。

モロッコの嫌なところ・・・
言葉の面で半人前以下の私に、授業を丸投げするシステム。
でも、そんな無謀な状況でも、子供は私をバカにしながらも、なんやかんや和気あいあいと全力で走りまわって汗をかいています。
彼らの全力で、裏表のない姿勢に、崩壊授業ですが、何だか心がほっこりしています。
モロッコの子供たちの純粋なところ、言葉が通じないはずなのに、誰やかれやが私を助けてくれながら何とかなる人同士のつながり。
そんな日本ではなかなか感じられない“ほっこり”を、モロッコでは沢山感じられています。

怒りが頂点に達していた私、
“更衣室で・・・”笑顔になっちゃいました。
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by coffeeshopdabada | 2011-10-14 06:47 | 活動

Le redémarrage

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“再出発”

夏休み中、JICAの事務所で1年間の活動の報告会がありました。
そして、9月7日には自分の活動をしている街の教育委員会でも、報告会がありました。
さらに、9月23日には首都の教育省で、同じ内容のことを報告します。

自分の街の教育委員会で報告を終え、改めて1年たったと感じています。
発表は、フランス語で行いました。
ある程度、自分の言葉として伝えられたのが、今年1年間の成果かなと感じています。

残り半年の活動です。
0だった私をここまで育ててくれた、心優しいモロッコの人たちへの恩返しという思いも込めて、残りの半年、おもいきった活動をしたいと思っています。
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by coffeeshopdabada | 2011-09-09 02:51 | 活動

L'aventure N*2

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“冒険 第2弾”

夏休み中、ボランティアの任地を次々に訪れていく、その名も“キャラバン隊”
同期が学校関係ということもあり、顔なじみのメンバーと共に、そして、これを機に一緒に時間を過ごすことができた新たな仲間との、濃い時間を過ごしました。

キャラバンで訪れた街を順に・・・
エルフード(幼稚園を訪れて)
   ↓
アウフース(青年の家で子供たちと一緒に活動)
   ↓
リッシュ(村の小学校と幼稚園を訪れて)
   ↓
イフラン(小学校を訪れて)
   ↓
ベニメラル(青年の家を訪れて)
   ↓
シリアラルタジ(児童養護施設を訪れて)
   ↓
テトゥワン(小学校を訪れて)


普段どんな風に活動しているのか、仲間の活動の様子を見せてもらいながら、やっぱりどの隊員もすごいなって、勉強させてもらいました。

移動はこんな感じでタクシーで、時には電車や長距離バスもあり。
移送中に話すことは、活動のことや帰国後のこと、将来のこと・・・
なんだかんだ、やっぱ似たような事を考えて、壁にぶち当たり、山あり谷あり、喜びありって感じでした。


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キャラバンの主要メンバー(全部の行程を参加するメンバー)は、この写真のメンバーがメイン。
暑さ、移動、活動、自分の素が出てしまうであろうこのキャラバン。
一緒に旅してみて分かる、隊員のみんながいかにデキタ人たちかということ。
疲れていても自分の分担をこなす、楽しむことを忘れない、やるべきことを見つける。
そんな中、小さなことにイライラしたり、自分のペースが堅い自分を発見。
こんな風に過ごせること、日本ではないよね。
こうして経験値積んで、自分の肥やしになるのかな。


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キャラバン中の内容は、日本文化紹介というのが今年のテーマ。
折り紙、歌遊び、けん玉、スイカ割り、その他には、工作遊び、健康教室、運動会などなど。
そして、どこの活動先でも最後は手形で旗作り。
何だか芸能人のサイン会のような写真ですが、絵具のグニュって感触や、みんなで作品つくるのもいいもんです。


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子供たちは、全力で楽しみ、全力で笑顔です。
そして、活動した街に住んでいる隊員が、どれだけ街の人や活動先の人に愛されているか感じた、とても幸せな日々でした。
残りの活動期間、楽しむこと、余裕を持つこと、子供を愛おしく思うこと、それが課題です。
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by coffeeshopdabada | 2011-08-07 07:42 | 活動

le cadeau

“プレゼント”

今日、小学校の活動に行くと、先生と子供が来ない・・・。
9時からの授業と
10時からの授業の予定だったんだけど、
9時から1時間待ちぼうけ・・・。
結局、10時からの授業だけして帰ってきました。

1時間暇な時間を過ごし、少し不機嫌になっていたころ、
“プレゼント”がやってきました。

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今年度の体育の授業が、今週で終わり。
ということで、小さなパーティーを開いてくれました。

おうちの人が作ってくれたお菓子、ジュース。
黒板には、メッセージ。

9時からの授業が無かった・・・
そんなことは忘れて、子供たちと先生たちの気持ちがすごく嬉しかったです。

10時からの授業が始まっていたので、生徒をほったらかして、パーティーに参加していましたが、一緒に授業をやっていた先生が、途中でパティーを抜け、授業の続きをやってくれていました。

ここモロッコの学校は、日本の学校のような縛りは全くありません。
特別活動が、授業時間の確保のためどんどん削られていく日本。
思いをすぐに行動に移すモロッコの人たちや、モロッコの学校。
どちらがいいとは言えませんが、日本の枠にはめていく学校現場は、何か大切なものを失うのではないかと、ふと不安になりました。


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“プレゼント”に、大きなモスクの置き物をもらいました。
マラケシュにある、歴史ある大きなモスクをかたどった物ですが、大きくて重い、日本に持って帰るには厳しい代物をいただきました。
モロッコの人たちにとって、モスクは心のこもった贈り物なんだろうなと、嬉しい思いと、2~3kgはあるだろうモスクの重みで、帰りのバスは複雑な気分でした。
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by coffeeshopdabada | 2011-06-09 10:09 | 活動