SAMURAI

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“サムライ”

秋と言えば、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋!!!他にもあるけど・・・
この中で、久しぶりに熱中しているのが“読書”
JICA事務所から借りて帰って半年以上経っていたこの本“武士道”をようやく読みました。
昔から読書というのは“エネルギーのいるもの”として、避けてきていた私ですが、最近、読書の楽しさに魅せられています。
母国語である言語で書かれた文章を読み、感じることのできる喜びに触れています。
そして、知らなかったことに触れる楽しみを感じています。

さて、私が“武士道”という本に興味を持つきっかけが何だったかというと、

①日本の5千円札の男性が誰だか知らなかったから。
 聞くところによると、アメリカで彼は“武士道”という本の中で、
 無宗教と言われている日本人の持つ宗教精神は、武士道が育てている、という。
 運動しながら人間性を育てて来た、体育会系の私には何かわかるような気がする・・・。

②モロッコ人が“サムライは最高だ!!”と、大声でいうが、何を指しているのかわからないから。
 今の時代、日本にはサムライがいません。でも、映画で見た日本の映画が影響しているのか、
 ”日本のサムライは最高だ”といわれる。私には何を誉められているのかが、全くわからない。

そんな理由が、私と“武士道”の出会い。
読み始めると、古典的な文章や漢詩が出てきて、読解能力に限界のある私は、何度もつまづきましたが、
途中からどっぷりとはまり、一気に読み切ってしまいました。

その内容を、忘れないうちにメモ・・・
(しっかりした文献も読まず、こうかなって思ったことを書いていきます。
 間違いも多いでしょうが、私の頭の整理ということで・・・。)

“武士”とは、平安時代から江戸時代にかけて、日本社会の中にあった一つの地位、職業であった。
庶民は、“武士”に対して絶対的なあこがれや、尊敬の念をもっていたそうだ。
逆に“武士”は、贅沢をしない生活の中で、剣術や学問を学び、平和的なものを好んだ人たちであったそうだ。さらに、“武士”は、自分たちの身分が商人や農民より高いことから、その身分に恥じない振る舞いを実践していたようだ。

武士の教育は、次の7つの教えが非常に大切にされた。
①義・・・不正なことは忌まわしい物。
②勇・・・勇気を持ち、死すべき時に死し、生くべき時に生く。
③仁・・・愛・寛容・他者への同情、あわれみの情。
④礼・・・他人に対する思いやり。
⑤誠・・・嘘やごまかしは、臆病と考えられた。
⑥名誉・・・羞恥心を持つことで、家族をはじめとする名の名誉を守ってきた。
⑦忠義・・・個人よりも国を重んじる。

モロッコ人の言う“サムライは素晴らしい”というのは、この精神性を表すのだろうか?
日本人が何となくイメージする“サムライ魂”とは、このことだったのか?と、感じる。

このような教えが“人としての鏡”として長い間、日本人のDNAの中に刷り込まれ、宗教がないと言われ続けている日本人の中にも、人としての道徳心として残っているのは、私個人として納得している。

この“武士道”の基本は、仏教、神道、そして孔子の教えの影響が大きいそうだ。
仏教・・・運命に対する安らかな信頼、不可避なものへの服従、死への親近感など
神道・・・忠誠の心、先祖への崇敬、孝心、国土への愛、天皇への神聖
孔子・・・治める者と治められる者の関係、父子、夫婦、兄弟、朋友との関係
この3つの教えが融合し、日本人の持つ道徳心の元である、“武士道”が育まれた。

こんなことを知ると、私の中にある道徳心は、先祖の先祖の先祖の・・・・遠い先祖の武士の血が流れているおかげだと思う。何だか誇れるような気がする。


本の内容を簡単に抜き出しただけで、読んでくださっている人には、読みぐるしいことが多いと思いますが、私は今、日本人としての誇りを感じています。
この本のおかげでしょう。

海外に出ると、“無宗教者”としての日本人が不思議がられる。
でも、私の心の中には、名前は知らないけど“ある宗教”が根付いています。
仏教、神道、儒教、そして武士道、それらは聖書やコーランのようには目に見えない。
でも、日本人の暮らす生活の端々に、私たちの先祖の教えと宗教観がある。
そう思うと私は、“奇妙な日本人の持つ宗教”に、誇りを持つことができる。
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by coffeeshopdabada | 2011-09-14 20:18 | 頭の中