L'aventure N*3

d0158171_840399.jpg

“冒険 第3弾”

モロッコ最高峰、その名もトゥブカル山。
富士山よりも高い4165m。
そんな山に、何のトレーニングもせず、登山靴も持たず、ただの勢いと集団のパワーに巻き込まれ、登山することに。
初日、標高1700mくらいの街から登山開始。
目指すは、山小屋のある標高3200m。

スタートしてみるも、歩けど歩けど着かない。
休憩をこまめにはさみ、そして、高山病を恐れてスローペースで歩くこと8時間。


d0158171_8411030.jpg

見えたどーーーーーーー!!!!!!
目指していた山小屋。
明日の登頂に向けて早く寝ようという頃、我々のチームは緊急会議を開くことに・・・。

初日のペースだと、登頂後に山小屋に泊まらず、下山することは不可能だろう・・・
そんなことをガイドが私たちに言うのです。
そして、延泊を検討するも、私たちの所持金は少なく、延泊するだけのお金がありません。
全く、私たち、4000m級の山に登るというのに、全く勉強不足、作戦不足です。

ま、体力的な心配や、翌日のホテルをどうするか、いくつかの問題はありながらも、
“みんなで登頂を目指しましょう”
ってことで、意見一致。

翌日、朝5時30分。
頂上目指して出発。


d0158171_8414087.jpg

登りだして思ったこと、
・・・
私、登山をなめてました。
しんどいです。
何だか空気が足りません。
ゆっくり歩いても、斜面が急で息があがります。
そして、軽い頭痛です。
頂上が遠いです。
頂上諦めて、下山ってのもありだな・・・
そんなことを思いながら歩いた時間帯もありました。

そんな時、支えになったのが、一緒に登ったメンバーの支え。
そして岩山に咲く花。
厳しい状況は一緒なのに、優しく支えてくれる仲間、ありがとう。
今回特に感じたのは、男性陣の強さ。
たくましさを感じて、安心して支えてもらいました。
ありがとう。


d0158171_8421289.jpg

そして、山小屋を出て4時間。
ついに!!登頂しました!!!
いやぁ~最高です。
途中、崖の怖さに涙した隊員もいたし、それぞれ口には出さなかったものの、挫折しそうになった時間帯もあったことでしょう。
でも、我ら全員が登頂です。
自然に涙が出てきました。
一生懸命に仲間と何かを成し遂げる。
久々に感じたこの感覚、私の大好きな感覚です。
みんな、ありがとう。


d0158171_8424290.jpg

登頂後、それぞれ考えること、思うこと色々あったことでしょう。
私たちよりも、高齢の方が登頂すると、また違った感動もあるはず。

私はというと、中学校で働いていた時のことを思い出しました。
感動して涙を流す・・・。
私はいつから流して無かったかな?
中学校を離れてからは、そんな感動なかったかな・・・。
バレー部の練習で、生徒に思いが届かず、感情的に怒鳴って涙を流したこと。
生徒たちに思いが通じて、練習や試合でひたむきな視線で、全力で戦っていた彼女たち。
そんな姿に感動して泣いたこと。

体育大会で、普段つっぱている生徒が必死に走っている姿に感動したこと。

マラソン大会で、ただただ生徒の走る姿に感動したこと。

コーラスコンクールで、自分のクラスの発表を聞きながら、全身に鳥肌が立ち涙したこと。

大学4年間、サッカーは真面目にやってきた。
仲間に恵まれ、インカレでチームがまとまった時の感動。
ゴールを決めて仲間とじゃれ合った時の感動、しんどいトレーニングを終えた時に声をかける時の喜び。


私、モロッコに来てそんな感動何も感じていませんでした。

頂上で独りになって考えたこと・・・
日本に帰って、先生やりたい。
働くことで感動がもらえる仕事。
しかも、自分の得意なことで仕事ができる。
日本でやっぱり働くなら先生だな。

モロッコに来て、違う人生の生き方をしている人を見るたびに、自分の職業も考えることが多かった私です。

でも、そんな迷いは登頂記念に無くなりました。

モロッコの山に登り、自分の心にあった迷いの山も越えられた、
そんな冒険でした。
[PR]

by coffeeshopdabada | 2011-08-08 08:42 | 頭の中